一般人の私が！？ (ページ45)

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隠しごとページ45

島なんて、そんな楽しい事ではありませんでした。

今、私は、オヤジの目の前で正座しています。
周りにマルコ兄、エース兄、イゾウ兄がいます。

重苦しい空気ですね…(´･∀･`)ﾊﾊﾊ…

貴「オヤジ、話とは何でしょうか。」

オ「隠し事はしてないか？」

貴「隠し事？」

エ「そうだ、隠し事だ」

マ「家族に隠し事は禁物だよい」

イ「秘密はいいけどな」

隠し事…。うーん。心当たりはないけど…

あ、あったわ。隠してないけど。

貴「隠してはいませんが、心当たりは。」

オ「言ってみろ」

貴「私は異世界人です。私たちの世界では、
オヤジたちは漫画になっています。
なので、これから起こること…
すなわち、未来がわかります。」

エ「…！」

マ「漫画…ねい」

イ「絵になっている訳か…」

オ「グララララ！そうか！！漫画か！」

貴「漫画です(`•∀•´)✧」

オ「その未来ってのは、変えられるのか？」

貴「私の行動次第によりますね」

オ「グララララ！そうかそうか！」

エ「それは、誰か死ぬ事になってもかおり次第で
生きれるんだな」

貴「そうなるね」

イ「かおりなら、悪くは使わないだろ」

マ「同感だよい」

ホッ。納得したみたい。

オ「それと、かおりの家族はどうした」

貴「…！」

オ「俺はかおりから聞いたことがない」

貴「…いなく。…いなくなりました」

全「！！」

貴「荷物も置いて、忽然と…」

エ「それって…」

マ「帰ってくるかもしんねぇよい」

イ「そ、そうだな」

オ「帰らず何年になる」

貴「３年になります」

オ「そうかぁ！やっぱりそうかぁ！」

貴「！？」

オ「３年前、お前に似た夫婦を見た事がある」

貴「それって…」

オ「異世界に飛んで来たのかもしれねぇな」

エ「よかったな！」

イ「兄は安心したぞ…」

マ「本当かよい？」

貴「で、でも、決まった訳じゃないし！」

オ「女の方は髪が癖っ毛だったなぁ！
男の方はロケットのペンダントを持っていた」

絶対、お母さんとお父さんだ！
私の癖っ毛は母ゆずりだし
お父さんは私と２人で撮った写真が入った
ロケットのペンダントを肌身離さずに持ってた！

この世界にいるんだ！

貴「で、でも何処に？」

オ「旅をする。と言ってたなぁ」

貴「まじか…」

探せない。

エ「大丈夫だ！」

イ「俺達も旅をすればいつか会う！」

マ「会えるといいねい」

貴「うん！」

会えると、いいなぁ！