今一番忙しい美人女性声優 ページ15
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Aがニュース番組の声優特集で、今一番忙しい美人女性声優として取り上げられていた。美人なのは当たり前だけど、今一番忙しいのか。確かに時間が合わないことが多くなった。
朝は早く出るし、帰りも遅い。現場で会ってようやく話せるくらい。少し痩せた気もする。なぜ同じ屋根の下で暮らしてるのにそういう変化に現場で気付いてしまうのか。
風呂に入って上がったらAが帰って来ていた。
ソファーで力尽きて寝ている。プレゼントしたリュックが倒れていて何冊か台本が出ていたからそっと元に戻した。
「A、風呂入ってこい」
『ん…おかえり』
「ただいま。お疲れ様」
『うめもお疲れ様…眠たいよ〜起きれない』
睡眠時間も足りてないっぽい。目の下のクマが隠しきれてない。仕事を貰えるのはありがたい事だから、お互い支え合わないとやっていけないと誰かに教えてもらった。
『はぁ…お風呂入ってくる。今日一緒に寝れる？』
「寝れる。ちゃんと起きとく」
『じゃあ頑張って入ってくる』
風呂へ行くのを見届けて自分も髪を乾かしたりした。
何分か経ってAが戻ってきた。スッピンになるとまだ幼い顔で愛おしく思える。
『疲れたよう…やっとお家でうめに会えたね…』
「寝てる時は一緒にいんのにね」
『ね。現場で会ってたから気付かなかったけどやっぱりうめはかっこいい』
「それはあんま分からん」
『なんか今日は甘えたい気分です。いいっすか』
「今日だけだよ」
『え！なんでそんな事言うの！やだ！』
「嘘」
『恐ろしい嘘やめて』
冗談と分かった途端、膝の上に向かい合うように座って抱き着いてきた。あーあ、そんな密着されたら我慢出来なくなってしまう。短パンによって晒された足はあんまり見ないようにしてAを抱き締めた。
Aは首筋に顔を埋めてきた。息を吸って吐く感じがこそばゆい。同じことをAにしたら、くすぐったいと言って顔が離れた。
目が合って、お互い自然と顔が近づいてキスをした。
久しぶりのその感触を味わって、唇が離れた頃にはAの目は潤んでいた。
「可愛い」
『ふふ、可愛いとか言ってくれたの久しぶりじゃん？』
「そんなことないよ」
『もっと可愛いって言ってほしい』
「ラジオでは言ってる」
『違う、私に。可愛いって言われたらモチベ上がる』
「なんだそれ。何もしなくてもお前は可愛いよ」
そう言ったらまた抱き着いてきたから逃がさないように抱き締めた。忙しくても、これだけは毎日したいと思った
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ちた - 返信ありがとうございます。楽しみに待ってます！ (2020年9月3日 22時) (
レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ちたさん» コメントありがとうございます。更新頻度下がっててすみません！近々更新するお話出来てますのでしばらくお待ちください！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - る。さん» ありがとうございます！更新頻度下がってますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 楽しく拝読させて頂いてます。もう更新はなさらないのですか？ (2020年9月3日 18時) (レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - ええもう最高です！きゅんきゅんしすぎて心が持ちそうにないです！ (2020年8月26日 7時) (レス) id: 3de2d695dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年8月5日 21時
