unexpected*９９ ページ13
ハ「ハァッ...A、エレン、今すぐ、ハァッ......私に着いてきて！」
息を切らして、ハンジさんは言った。
ハ「今後について......今の状況を打破する...ことが出来るかもしれない！」
「本当ですか！？」
ハンジさんの朗報に、私たちは椅子を倒すくらい勢いよく立ち上がった。
ハ「ああ！…しかし、まだ詳しく私も聞かされてないんだ。
とりあえず付いてきて！」
ハンジさんの後ろを、私たちはついて歩いた。
案内された部屋に入ると、そこにはミカサとアルミン、リヴァイさん、エルヴィンさんがいた。
あ「何か思いついたんですか！？…作、戦…」
尻すぼみに声が小さくなってしまった。
だって、朗報のはずなのに、部屋に居た人は、リヴァイさんやエルヴィンさんならまだしも、ミカサやアルミンまでもが、微妙な雰囲気だったから。
あれ？エレンが王都に連れていかれるのを阻止できる方法、見つかったんじゃないの？
なんでこんなにお通夜みたいな雰囲気なの…。
あ「えっ、と」
ハ「とりあえず２人とも、席に着いて」
ざらつく木でできたテーブルに席に着くと、エルヴィン団長が口を開いた。
エル「女型と思わしき人物を見つけた」
エレ「…！本当ですか！？」
開口一番にとんでもない報告だ。
エル「奴はストヘス区に身を置く憲兵団だ。エレンが王都に召還される当日、奴をおびき出し、捕らえる」
エルヴィンさんの言葉に、エレンは2人に話しかける。
しかし。
エレ「良かったな」
ア「…」
ミ「…」
何だか、やっぱり、雰囲気がおかしい。
あ「そ、それで、その人物とは…」
私が聞くと、エルヴィンさんが答えた。
エル「それを割り出したのはアルミンだ。この作戦を立案したのも彼で、私がそれを採用した。
女型と接触したアルミンの推察によるところでは、いわく女型は君達104期訓練兵団である可能性があり、生け捕りにした２体の巨人を殺した犯人とも思われる。
彼女の名はーー」
「アニ・レオンハート」
あ「…」
エレ「…！？」
隣で、エレンが息を飲んでいるのが分かった。
けれど、私には、彼女の名前に全く聞き覚えが無い。
エレ「アニが…？何かの間違いだろ？
おい、アルミン、お前どうしてそんな…」
少し間を置いてから、アルミンが話し出した。
ア「…女型の巨人は」
unexpected *１００→←unexpected*９８
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚音(プロフ) - サンゴさん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！ゆっくりとですが完結まで書き終えられるように頑張ります！コメントありがとうございました！！ (2019年1月20日 3時) (
レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - 続きめっちゃ気になりますっ！！ (2019年1月17日 22時) (レス) id: f7865afa83 (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - 話が深くて読んでいて面白いです！ (2018年11月19日 18時) (レス) id: f7865afa83 (このIDを非表示/違反報告)
柚音(プロフ) - 赤間利衣さん» あけましておめでとうございます！閲覧頂きありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
柚音(プロフ) - ちさきさん» あけましておめでとうございます！コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚音
| 作成日時：2014年5月20日 19時
