其の弐佰陸 無限列車編3 ページ6
椿に案内され、ようやく耀哉の屋敷に到着した。
ここに来ることは滅多にあるはずないのに、この最近で早二回目だ。
耀哉には、椿を通して意思は伝えた。
ここに呼ばれたということは了承してもらえたということなのだろうか。
桜が中に入る前に一呼吸置いていると、
「久しぶりだな、桜」
「煉獄さん!」
いつもの明朗快活な表情をした杏寿郎が颯爽と現れた。
「もしかして、無限列車の件でお館様に呼ばれたんですか?」
「察しがいいな。おそらくそうだろう。桜はどうしたんだ?」
「無限列車で人が消えるという噂が町で広がっているみたいで。私の知り合いも故郷に帰るためそれに乗らないといけないのに不安がっているんです。煉獄さんが行くことになると以前お聞きしていたこともあったのでお館様に任務の許可をいただこうと思ったんです」
「なるほど」
杏寿郎は顎に手を添え考える素振りを見せる。
杏寿郎が行くから大丈夫だと信頼し頼っててくれているのは有り難いが、すでにこの任務には危険が伴うとわかっている。
その任務に、まさか桜が志願に来ているとは思わなかった。
何十人という隊員を送り込んだが全員の消息がわからなくなったという報告もあり、杏寿郎はできるだけ桜を巻き込みたくはないのだが、ここにいるということは耀哉に呼ばれた可能性もあるため、勝手に帰らせるわけにもいかない。
「とにかく中に入ろう」
「はい」
杏寿郎に促され桜は一緒に屋敷の中へと足を踏み入れた。
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桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» だいぶ放置ですみません!国家資格目指してるんですね。すごいです!私も陰ながら応援しています。もう、あまり需要もないかとは思いますが私はまだまだ鬼滅の刃が好きなのでボチボ頑張って更新していこうと思います。お時間あれば、また遊びにきてくださいね。 (2022年1月10日 11時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 資格取ろうと思っているんだな!俺も国家資格を取ろうと思っている!お互い!勉強!集中!煉獄杏寿郎だ! (2021年10月31日 20時) (レス) @page50 id: e9e5935c56 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» レスと更新が遅くなって申し訳ありません(T ^ T)しばらくこのような状態が続くと思われます。忘れた頃に更新かもしれませんが、引き続き彼らの応援よろしくお願いします( ^∀^) (2021年10月31日 15時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 煉獄さん!頑張れ!俺、煉獄さんを応援します!煉獄さんは強い‥!俺は弱者じゃない!夢主さんもだ!勝手に決めつけるな!猗窩座…!!お前を絶対許さない!竈門炭治郎です!煉獄さん、夢主さん!頑張って下さい! (2021年10月10日 19時) (レス) @page46 id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» 全て言ってしまうとネタバレになってしまうので、あらかた伏せてになるのですが……^^;柱救済で物語を展開していきますので現役引退はありません!とだけ(^-^) (2021年10月4日 21時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2021年9月19日 10時