其の弐佰弐拾伍 無限列車編２２ ページ25
「桜、ここに皺が寄ってるよ？」
「！？」
トンと眉間をつかれ桜はハッと勢いよく顔を上げた。
「奏多」
近所に住む桜の一番仲良しの友達だ。
どうやら彼女が人差し指で眉間をついたらしい。
彼女の姿にホッとしたのも束の間、また桜の脳裏を何かが掠めた。
(！……まって、こんなことが最近あったような気がする)
でも誰に？どこで？
『ここにシワが寄ってるぞ！』
太陽のように明るい声。
奏多とは違う、男の人の声だ。
この人と何かすごく大事なことをしようとしてたような気がするんだけど、なんだっけ？
これを思い出せれば何もかも“取り戻せる”ような気がするのに、すぐに霧が濃くなってわからなくなる。
「桜、お団子食べに行かない？」
「行く行く！」
そして、すぐに何もなかったかのように忘れてしまうんだ。
「評判のお店教えてもらったんだ！」
「じゃあ今日はお腹いっぱい食ーべよっ！」
「太るよ〜」
！
こんな会話を最近したような気がする。
その時は奏多じゃなかったような気がするけど、じゃあ誰だったんだろ。
ううん、誰でもいいよ、きっと大したことじゃないんだから。
奏多に手を引かれるまま笑って他愛もない話をしていた。
その時ーー
《桜》
「！？」
あの時と同じ声だ。
そう認識した途端、桜の体は地に縫い付けられたように動けなくなってしまった。
怖くて振り向けない。
また殺されるかもしれない。
逃げたほうがいいとわかっているのに。
(落ち着いて……)
桜は大きく息を吸って吐き、前を向いて歩き始めた。
《桜！》
もう大丈夫と思ったのに。
目の前にあの半々羽織の男がまた現れた。
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桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» だいぶ放置ですみません!国家資格目指してるんですね。すごいです!私も陰ながら応援しています。もう、あまり需要もないかとは思いますが私はまだまだ鬼滅の刃が好きなのでボチボ頑張って更新していこうと思います。お時間あれば、また遊びにきてくださいね。 (2022年1月10日 11時) (
レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 資格取ろうと思っているんだな！俺も国家資格を取ろうと思っている！お互い！勉強！集中！煉獄杏寿郎だ！ (2021年10月31日 20時) (レス) @page50 id: e9e5935c56 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» レスと更新が遅くなって申し訳ありません(T ^ T)しばらくこのような状態が続くと思われます。忘れた頃に更新かもしれませんが、引き続き彼らの応援よろしくお願いします( ＾∀＾) (2021年10月31日 15時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 煉獄さん！頑張れ！俺、煉獄さんを応援します！煉獄さんは強い‥！俺は弱者じゃない！夢主さんもだ！勝手に決めつけるな！猗窩座…！！お前を絶対許さない！竈門炭治郎です！煉獄さん、夢主さん！頑張って下さい！ (2021年10月10日 19時) (レス) @page46 id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» 全て言ってしまうとネタバレになってしまうので、あらかた伏せてになるのですが……^^;柱救済で物語を展開していきますので現役引退はありません！とだけ(^-^) (2021年10月4日 21時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年9月19日 10時
