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この日を境に、俺たちの間にあった分厚い隔たりが薄くなっていった。
前まであんなに近寄りもしなかったのに突然お互いが話しているとこを見られたら、メンバーにもヌナ達にも驚かれた。1人、シュアを除いて。まるで、こうなることが分かってたかのようにひとり涼しい顔をしていた。
「シュア、俺がマネージャーと話してるのに食いつかねーのな」
「食いつくもなにも、ねぇ」
「なんだよ。煮えきらねぇな」
「ジョンハナがAさんに興味持ってくれて僕は嬉しいなぁって」
「意味わかんね」
「Aさんと僕は仲良しだから」
全く噛み合ってない会話だが、マネージャーを見てニコニコしているシュアを見たら少しムカムカした。このムカムカは今に始まったことではない。
シュアと彼女は、仕事を一緒にするようになってから直ぐに打ち解けた。シュアはシュアで沢山話しかけていたようだが、俺たちに全く興味無さそうな彼女でさえ、自分から話しかけに行っていた。何を話しているかまでは聞こえないが、あそこには2人だけの時間が流れていた。彼女がどこか悲しそうな顔で話しているとこや、嬉しそうに何かを話している無邪気な姿も見た。俺が彼女を視界に入れるようになってから、シュアと彼女の仲にモヤモヤするようになった。
自分では半分無意識だったが、彼女がシュアと話している時に邪魔をするようになった。2人の会話を遮るように。挙句の果てには、俺が彼女を避けているのかと疑われる羽目にもなった。疑った理由を聞けば言いたくないの一点張りだ。
気に食わない。
俺はただ、2人が仲良いところを見たくなかった。
じくじくと痛む胸と、じんわりと熱を持っていくこの気持ちに気付かないふりをした。
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ぷぅ(プロフ) - かなとさん» 失礼致しました(；；)外しました。これからは気をつけます(；；)ご指摘ありがとうございました。 (2019年4月13日 17時) (
レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月13日 7時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2019年4月13日 1時
