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目に入れても痛くない_YG ページ27

_YG



ジミンたちがレオにヒョン呼びを強制させた後、
何だかんだ全員をヒョンと呼ばせるくだりがあって。


真っ赤になったレオに消えそうな声で『ユンギヒョン』と呼ばれた時は、正直優勝した気持ちだった。

何にかはわからんけど。

そこから一気に打ち解けた俺らはノンストップで色んなことを喋って、
話題はレオに移っていった。


「そもそもなんで警備員やってんだ?」


レオが中学までバレーボールをやってた話や、
大学時代に空手で全国大会に出たのに一回戦で負けたという残念な話を聞いて、
ふと思ったことを尋ねる。


JN「あー、それ俺も気になってた。スポーツ選手っぽいのに。それかアイドル。笑」

『あ、あいどる…?』

TH「顔が可愛いからじゃない?」


たしかにレオの顔はアイドル寄りだ。
スポーツ選手にしてはちょっと可愛すぎる。


『いや…ないです、可愛くないので。警備員になったのは、うーん、色々ありまして…。僕が中学生のときに父さんが死んじゃって、スポーツは続ける余裕がなくなったんです。』



思ったより重たい話じゃん。



『でも僕と妹の学費を、父さんの馴染みの方が援助してくれて。その人が今の警備会社の社長なんですよ。だから恩返しみたいな感じで警備員として働くことにしたんです。大学時代に格闘技とか資格色々取ったのも、仕事で役立つかな〜と思ったからなんです。』


レオはけろっとした顔だけど、
きっともの凄い葛藤も、辛いことも、我慢することもあったんだろう。


NM「レオらしいな。」

JM「大変だったんだね…。僕たち何も知らなくて…。」

『あの、暗くてごめんなさい。でもほんと気にしないでください!この仕事楽しんでますし、暗い話ですけど僕は引きずってないので!』


申し訳なさそうな顔でレオが手をブンブン振ってる。

本人がこう言うなら、こっちが辛気臭い顔してんのも悪いよな。


「それならよかった。まぁ、なんかあれば俺らのことも頼ってくれよ。せっかくの縁だし。」

JN「そうそう!もう弟みたいなもんだよ!」

HS「レオがマンネだね〜。」

『そそそ、それは恐れ多いので流石にダメですっ。』


今日判明したのは、レオは俺たちに恐縮しすぎってこと。

まぁわからんでもないけどな。





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ポニョ(プロフ) - スミスキーさん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです。がんばりますね!! (2021年8月29日 12時) (レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
スミスキー(プロフ) - 凄く面白くて大好きで!!更新頑張ってください!! (2021年8月29日 5時) (レス) id: 78ab9a25ad (このIDを非表示/違反報告)
ポニョ(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます!お褒めの言葉、励みになります。 (2021年8月24日 7時) (レス) id: 1603e93fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - ほんっとに面白いです!最高です! (2021年8月23日 23時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポニョ | 作成日時:2021年8月22日 16時

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