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IN side
夕暮れの公園。
恋人達がイチャイチャする中で1人暇を潰す俺。寂しい。
見せたいのか…お前らそんなに見せつけたいのか……
こんなところで1人で暇を潰している俺がバカなんだけどさー。
なんかもう、心が折れそう。
めんどくさくなったからほんとに帰ってしまおうかと思っているとタイミング良く山田がやってくるのが見えた。
「おー。お疲れさん。」
「伊野尾ちゃんも。こんなところで。」
イチャつく恋人達の中で1人ベンチでボケーっとしている俺は相当この空間で浮いていたのだろうか、山田が労ってくれる。
待ちに待った俺の恋人と並んで夕暮れの公園を並んで歩く。
周囲が醸し出す甘い空気が漂ってる中、山田と2人ってことがなんだか面白い。
この空気感の中1人でいるのも浮いていただろうが、こんなイケメンな男2人でいても馴染めはしないだろうし。
「俺、ここに来たの久しぶりなんだよねー。」
前に来たのは先日振られたばかりの彼女よりもひとり前の子とだった気がする。
その時は俺もきっと周りの彼らと同じように甘い空気も撒き散らしていたのかもしれない。
「相変わらずバカップルばかりだな。あ、俺らもか。」
「ふふっ、そうだよ。」
バカップルさながらに2人で見つめ合って、笑いあう。
他愛のない話しをして、陽が沈む様子を眺めながら公園を歩いていると本当の恋人とデートをしてるように思えてなんだかむず痒い気持ち。
でもきっと山田が先週付き合ってた彼女がどんな子かは知らないがその子と山田だったらきっと今の俺たちとは違う空気感だったんだろうな。
「やっぱりここってさ毎週1回は来るぜって感じ？」
「……こういうとこが好きな子もいれば、苦手な子もいるし。」
仮にも恋人同士。前の彼女との話題を振るのはよくなかったかもしれない。
山田の表情が曇る。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
