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IN side
「伊野尾ちゃん、今日の帰りは……」
こんだけ一緒に居ながらもまだまだ一緒に居たそうな山田。
「部活でろよ。」
言い切る前に被せて部活に出るように伝えると、目に見えて落ち込む。
「うん…。」
「待ってやるから。終わったら電話して」
なんとなく可愛く見えてきたので少しご褒美をやることに。
途端に嬉しそうにするからついつい、意地悪も。
「まぁ、めんどくさくなったら帰るけど。」
「待っててよ。そしたら俺頑張れるかも。」
とても嬉しそうに笑う山田。
前にも思ったけど山田の目ってすごく綺麗で吸い込まれてしまいそう。
屋上は風が強い。
風に煽られて髪が目にかかり隠れてしまう。
あ……もっと見てたかったかも。
手を伸ばしさらりと髪をかき分け、パチリと目が合う。
ドクンと胸が大きく打つ。
突然の俺の行動に山田が不思議そうにん？と覗き込んでくるとさらに動悸が早く感じて体中に音が響くよう。
あれ？俺_＿＿
チャイムの音が鳴り渡り我に返る。
「や、やば。次移動だった！……行くわ！」
山田を軽く押しのけて慌てて教室に戻ろうとすると入口に高木が。
「伊野尾くん遅れちゃうよ。」
「それ……もしかして俺の教科書さん？？」
高木の手には俺の分も一緒に持ってきてくれたみたいで荷物が。なんて優しい出来る男。
「高木好きだー！！」
そのまま高木へ抱きつくと後ろから冷たい声が飛んでくる。
「伊野尾ちゃん。それ浮気だ。」
「そうだよね。浮気良くないね。うんうん。」
言いながら抱きついてた高木をパッと離す。
「なんか伊野尾くんが言うと軽いな。」
恋人の目の前で他の男に抱きつくのは良くないよね。
ごめん。山田。
恋人とという自覚が足りてなかったことに少し反省。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
