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YM side
「あー……あのさ、
俺らって今付き合ってたりしない？？」
伊野尾ちゃんがなにかをさっきから考え込んでるようだったが、出てきた言葉がこれ。
「？そうだね。」
月曜日に伊野尾ちゃんが告白してくれたから付き合ってる。
今だって少しでも長く一緒にいられたら、もっと伊野尾ちゃんと話してみたい、知りたい、好きになりたいなと思って家に送り届けてる最中だ。
「なるほど……」
そう呟いてさっきよりさらに考え込んでしまう伊野尾ちゃん。
あれ、もしかしてこの人は……。
「まぁ、でもそういうことなら楽しんじゃうよ。よろしく。」
「えっ。」
「降りよう。」
「でも、まだここ伊野尾ちゃんの最寄りじゃ……」
ちょうど駅にたどり着いたタイミングで急に席を立ちスタスタと降りて歩き出してしまう。
慌てておれも追いかけ、伊野尾ちゃんの手を引く。
ちゃんと確かめておかないと。
「伊野尾ちゃん、昨日のあれってもしかして……」
「デートしよ」
俺の目をみつめデートに誘ってくれるの伊野尾ちゃんに胸がドクンと鳴る……。
「……え」
「だって今日もう火曜日だし1週間なんてあっという間だろ？
時間は有効に使わないとね。」
そして今度はズキンと痛む。
やっぱり1週間限定だって決めつけてる。
「伊野尾ちゃん、違うんだ。」
「えっうそ。デートとかない決まり？」
「ルールなんてないよ……」
違うんだ、ゲームじゃないんだら。決まりなんてそんなものはない。
ダメだ。
この人を好きになってもきっと想い合う関係になれない。
言わないと……遊びじゃないって。
この人とはここで別れないと。
でも言葉が口から出てこない。
「……？？何やってんの、行こ？」
急に足を止めた俺を不思議そうに俺より背が高いはずなのに、首を傾げて上目遣いで覗き込んだ伊野尾ちゃんに腕を引かれる。
言わなきゃと頭では思うのに、結局言えずにそのまま伊野尾ちゃんに引かれて行く。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
