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 それから数日経って、ヒマ人生活を謳歌していた。そんなある日の朝、僕は自分の寮の部屋でまだ寝ていた時だった。
「もう起きるのじゃA」
目をあけて上を見れば、なんとリリアさんが天井からぶら下がっていた。
「うわぁっ、不法侵入!」
「くふふふふっ、意外といい反応をするんじゃな」
窓の外は依然として曇りのまま。そのせいで、さらに怖さが増しているからやっかいだ。
 こういうことをしてくる御仁は、この人くらいだろう。他人だったら吹っ飛ばしているのに。
 床に降り立った彼は「して、」と真面目な顔で、問うてきた。
「Aは、総合文化祭で発表とかやらんのかの?」
「いや、しませんけど…」
「そうか…残念じゃ。いやわしもなぁ、VDCのオーディションを受けたが駄目じゃった」
残念ですねーと返しながら、考える。
 VDCって、なんだったっけ?
「まったく、おぬしもか」
む。
「なんですか、マレウスと一緒にしないでください」
「わかっておるではないか」
うるさいなぁ。僕は人の発表を見る派なんだけど。今回はイデアのやつを見に行く予定がすでに入ってる。
で?あ、思い出した。
「え、リリアさんそんなんのオーディション受けてたんですか!」
見にいけばよかった。そのところだけ。ていうか、なんでもするなぁ、この人。
 そしてリリアさんは授業に出ていった。


 この日、ユウとの授業があった。
「今日こそ触れるようになってくださいね」
「いーやーだー」
「俺様だってこんな奴に触られたくないゾ」
「へっ、願ったり叶ったりだね」
幼な子みたいな反論を返してしまったが、嫌なものは嫌だ。
「そういえばさ、そろそろ泊まりに行ってもいい?」
「あ、それなんですけど…」
曰く、ユウくんVDCに出るメンバーのマネージャーになったそうだ。しかも、オンボロ寮は合宿所になっていた。
「げー……でも泊まらせてください!」
「わざわざ来るなんてオマエ、おかしいんだゾ」
「VDCの間だけだろうし、いいよ」
だがしかし、この後すぐに後悔する。


「だから言ったんだゾ」
「…そうだなぁ」
そうだった、ヴィル・シェーンハイトと同じ学校だった。彼がこの大会に出ないわけがないよな。
 そんな彼は今、僕の扱いについて、側近のルークと協議していた。まあ、部外者がいきなり泊まらせてと言ってきてるのと同じか。そりゃあ仕方ないな。僕は正直諦めていた。

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しあ(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。最近ですと呪術廻戦ですかね。 (2021年3月5日 21時) (レス) id: 46cd819be0 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 高評価しました!知ってるアニメは何ですか? (2021年3月5日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しあ | 作成日時:2021年2月28日 20時

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