秘密のクリスマス2 ページ38
「正月実家帰ったら
久しぶりにアイツん家に寄ってみるか」
「・・・・」
アイツとはもちろんひなさんの事で
ダンナとは幼馴染の関係だ
世間一般の幼馴染がどんなモノか知らないけど
ダンナとひなさんは
時に恋人同士に間違われる程仲が良かった
"なんか、バカみたいだね。私達..."
あの日のクリスマスも
そんな二人の姿が引き金となって
私はカレと秘密を共有した
当時ひなさんの彼氏だった、シム君と
.
「「「「メリークリスマス！」」」」
大学2年の冬
偶然道で行き合った事がきっかけで
私達4人は、彼氏ユノの家で
クリスマスを一緒に過ごす事になった
「まさかひなんちの両親もクリスマスデートとはね、お互い年甲斐もなくラブラブな両親を持ったもんだよな(笑)」
「ふふっ、だからこそウチらも幼馴染として育った訳だし」
「「正に似た者同士！(笑)」」
リビングのローテーブル
私の隣で楽しそうに目を細めるユノと
そんなユノと顔を近付けて笑うひなちゃん
その隣では私と同じ様に
愛想笑いを浮かべるシム君が
お互い、恋人の両親が留守という事もあって
家でゆっくりクリスマスを過ごす予定だったのに
偶然道で行き合ったばっかりに
そんなささやかな時間は夢と消えた
もちろん皆でワイワイやるのは楽しい
ただこのメンツが問題なのだ
恐らくそれはシム君にとっても同じで
私と目が合うと困ったように笑った
同じ大学に通うシム君
彼がカッコ良すぎてツライと
意味不明な事を言っていたのは
果たして友達の誰だったっけ？
とにかく、容姿端麗 頭脳明晰
正に非の打ち所がない彼は
うちの大学ではちょっとした有名人で
当時まだ親しくなかった私でも
その存在を知っていたほど
そんな彼が2年に入り
他校の学生と付き合いだした時には
ショックで講義をサボる人もチラホラ
もちろん私の友人達も然り
そしてその他校の学生こそ
ユノの幼馴染、ひなちゃんだったのだ
"なぁ、Aの大学に
シム チャンミンてヤツいる？"
しかもそれを知ったのは
よりにもよってユノの口から
思えばそう聞かれた時
それまで話題に上がる度に覚えていた違和感が
明らかな嫉妬に変わった
「あ、お前肉ばっかり食うなよ。
すぐ口内炎が出来るんだから、ちゃんと野菜も食え、ほら！」
「あっ、何勝手なことして！」
こうしてユノに
サラダを取り分けて貰っているひなちゃんに
泣きそうになるくらいの嫉妬を
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ami(プロフ) - おちゃめさん» おちゃめさん、私のお話で気分が上がるなら作者として嬉しい限りです！ありがとうございます。なかなか更新出来ず申し訳ないです。シリーズ化、二人の設定などは妄想済みですので書かせて頂きたいなとは思っています。リクエスト嬉しかったです(*^^*) (2021年5月10日 22時) (
レス) id: 0ddc4682c7 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - りんさん» りんさん、お粗末様です(笑)こちらこそマイペース更新にも拘わらず、コメントまでありがとうございます。嬉しいです(*^^*) (2021年5月10日 22時) (レス) id: 0ddc4682c7 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - momoさん» momoさん、わかります、いくつになってもトキメキたいですよねぇ〜。永遠の20代！(笑)変わらずお付き合い頂き嬉しいです。ありがとうございます。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 0ddc4682c7 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - のこさん» のこさん、歯科医チャンミン！そうなんですよね...リアルの分まで裁きを受けさせたいのですが...←。納得のいく物が書けましたら更新しますね。いつもありがとうございます！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 0ddc4682c7 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - パープルライオンさん» パープルライオンさん、こちらこそ久しぶりにも拘わらずお付き合い頂き、コメントまでありがとうございます(*^^*) (2021年5月10日 22時) (レス) id: 0ddc4682c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami
| 作成日時：2016年12月26日 23時
