二度目の旅行9 ページ45
「なぁ、修一」
「ん...？」
「この子、修一のタイプだろ？」
・・・は？タイプ？
「なっ...ち、違っ！///」
「えっ？」
みるみるうちに真っ赤になるユウちゃん2号に
思わず声を上げた
「やっぱりな！(笑)
お前昔から変わんないよなぁ〜(笑)」
カァッ...///
ジャイアンの言葉にますます真っ赤になる
ユウちゃん2号
・・・いや、いやいやいや
この状況、私はどうすればいいのよ？
私はほら...
そこの雑貨屋が気になるわけよ？
こんなところで油を売ってる暇は・・・
「なぁ、アンタ」
は？アンタ？
ジャイアンが不躾に私を呼んだ
「一人なの？もしそうなら一緒に・・・」
「たっちゃん！！」
ユウちゃん2号の怒鳴り声
「なんだよ？」
「み、皆が待ってるんでしょ！早く行こっ！」
「...なんだよ
俺はお前の為を思って・・・」
「ホントにすみませんでしたっ...！」
「あっ、オイ待てよ！」
最後は私の顔も見ず
深々とお辞儀をしたユウちゃん2号を追っかけて
ジャイアンもまた
道路を渡った路地の向こうに消えて行った
「・・・なんなの一体」
「何なんでしょうねぇ...」
ヒッ！！
突然耳元で聞こえた地鳴りのような低い声に
思わず体をビクッと揺らした
「Aさん...」
この声は...
「今のは一体、誰ですか...？(プルプル)」
再び聞こえた
プルプル震える地鳴りのような声に振り返ると
真っっ赤な顔をしたアイツが
私のすぐ後ろに立っていた
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作者名：ami
| 作成日時：2015年11月10日 12時
