鏡張りの部屋6(オマケ) ページ33
「えっ！？
ちょっ、チャンミン！」
大の字で飛び込んできたアイツに
そのまま私もベッドの中程まで引きずり込まれ
「ふふっ...嬉しい
Aさんがヤキモチ...ふふっ(笑)」
私を見下ろすアイツの下で
更に慌てる私
だってもうすぐタイムリミットの3時間だし
今出ればまだ終電に間に合うから
「シたい、な？(笑)」
「でももう時間だよ...？」
「延長(笑)」
「でも終電が・・・」
「お泊まり(笑)」
お泊まりって...
「ね...？(笑)」
うっ...
そんな可愛く、小首を傾げないで？
「お・と・ま・り！(笑)」
グッ...！
アイツが可愛い笑顔に似つかわしくない力で
ベッドに押し付けている私の両手を
更に強く押し付けてきた
「ねぇこの手・・・」
「ねぇ、ダメ...？」
出た！必殺うるうる攻撃！！
私の上に乗っかってるこの状態で
な・ぜ・か！上目遣い
「シたい、な」
おまけに顔に掛かる濡れた髪が
妙に雰囲気を醸し出していて
「お願い...ダメ？」
その破壊力は半端ない(大げさ)
うぅ...
「...ダメじゃ、ない」
「ホントに！やったぁ(笑)」
ちゅっ...
「ンッ！」
「ふふっ、可愛い(笑)」
ちゅっ...
「ンンッ！」
「ふふっ、可愛すぎ！...あ、ねぇ」
「ん...？」
「せっかくだから
このローション、使ってみたいな？」
「え？ローショ・・・」
・・・って、アレと一緒に
枕元に置いてあった試供品のこと！？
「...ッ！///」
ピリッ...
「あ、開いちゃった...(笑)」
開いちゃったって
絶対わざとで・・・
「わぁ、ヌルヌルだぁ...ほら？」
「...やッ！///」
.
こうして結局
アイツと二人
鏡張りの部屋で二度目の朝を迎える事となった
「ふふっ、Aさんだぁーい好き！(笑)」
でも、うん...
幸せだから
まぁ、いっか...(笑)
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作者名：ami
| 作成日時：2015年11月10日 12時
