鏡張りの部屋3 ページ30
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「...ンッ、そう...
そのままゆっくり腰を落として？」
アイツに後ろから愛された後
いつものようにベッドに横になり
身体を重ねた私達
「...ッ」
今は、鏡を背にして座ったアイツと
再びひとつに身体を重ねている
「はぁ...気持ち」
目を閉じ、小さく漏らしたアイツの声が
微かに震えている
私を感じて
微かに震えたアイツの声
ぎゅうっ...
こんな格好
ただでさえ恥ずかしいのに
目の前の、裸の私達を映す鏡が
更にそれを助長するから
堪らなくなって
アイツの首の後ろにしがみついた
「...A？
そんなにしがみついたらキスできない(笑)」
でも同時に
普段は目にする事ができない
私を抱き締めるアイツの背中が
すぐ目の前にあって
こんな状況
恥ずかしくて堪らないはずなのに
目の前の鏡から
どうしても目を逸らせない
「A...？」
そんな私の身体を掴み
何とか離そうとするアイツ
その背中に、動く度に現れる肩甲骨
それが何ともキレイで、色っぽくて
「キレイ...」
気付いたらそこを指先でそっとなぞっていた
「...ンッ」
それがくすぐったかったのか
アイツがビクッと身体を震わせた
「もう...そんな事してないで顔見せて？
キスしたい」
あっ、また...
アイツの逞しい背中に浮かび上がる
小さな翼のような肩甲骨
「やっぱりキレイ...」
再びそこをなぞった
「ンッ...わかった」
「え...」
「見せてくれないなら
僕のしたいようにするから」
「えっ...あッ！」
痺れを切らしたアイツが
下から思いきり腰を突き上げた
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作者名：ami
| 作成日時：2015年11月10日 12時
