遠距離恋愛3日目 ページ6
そんな私に
斉藤さんは真剣な顔で更に話を続けた
「ただ、教えられた事だけやればいいんじゃないんです。どうすればお客様に喜んで頂けるのかを常に考えて自ら行動していかないと、いつまでたっても一流のホテルマンにはなれません」
自ら考えて...
「そうして学んだ事は絶対に忘れないし
ひいては自信にも繋がるんですよ？」
自信に繋がる...
「わかりましたか？」
「・・・・」
どうしよう...
上手く言えないけど、私今...
斉藤さんの言葉にすごく感動した
だから...
「斉藤さん」
「何ですか？」
「私...ここに研修に来て良かったです」
「そうですか」
「はい...斉藤さんに出会えて、ホントに良かったです(笑)」
ありのままの気持ちを、斉藤さんに伝えた
「そ、そうですか///」
あ、斉藤さん
また赤くなってる
今の今まで厳しい顔をしてたのに
ツンデレだ...(笑)
「今度休みの日に周辺の観光スポットに行ってみます(笑)」
「...よかったら」
「はい？」
「車で案内、してあげますよ？///」
「ホントですか！」
ヤッタネ！
ガイド付きだ！
「ありがとうございます！(笑)」
「...///(笑)」
こうして、遠距離恋愛3日目は
私と斉藤さん
そして...
「ハンカチ、洗って返すね...」
「ふふっ(笑)」
「ん？どうしたの？」
「いや、この間と逆だなぁと思って(笑)」
「...だね(笑)」
「うん(笑)」
アイツと南川さん
それぞれが
新しく出会った人、自分以外の
仲を深めた日になった
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作者名：ami
| 作成日時：2015年3月28日 22時
