かわいいアイツ ☆Changmin☆ 可愛い彼は大学生6 (ページ26)

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交わしてしまった約束ページ26

「何かテンション高いね」

数日前から

会う人会う人、皆に言われる言葉

でも、それもそのはず

明日から遂に待ちに待ったGWが始まる

ということはつまり

Aさんに会える！！

僕がどんなにこの日を心待にしていたのか

この喜びを表現できる言葉があったら

教えて欲しい

「死ぬほど嬉しい」

「う～ん、それでも足りない」

「ホントにー？」

「うん(笑)」

図書室での、南川さんとの会話

今日もわからないところがあるからと

空き時間に一緒に図書室に来ていた

どうやら僕の教え方はとてもわかりやすいらしく

度々こうやって頼まれては勉強を教えていた

「ホントに、好きなんだね...彼女の事」

「うん、大好き...///」

「休みの間はずっと彼女のところにいるんだっけ？」

「うん(笑)
Aさんは仕事があるけど少しでも一緒にいたいから...」

「・・・・」

そう、一分一秒でも長く一緒にいたい

それで一緒にいる時は

一秒だって離してなんかやらない

ニヤニヤと頬を緩める僕の隣で

ん...？

南川さんがじっと一点を見つめて

動かなくなった

「...南川さん？」

「・・・あ、ごめんね。ボーッとしちゃった」

横から顔を覗き込んだ僕にそう言った

「ほら私、特に予定ないし何しようかなぁって...(笑)」

実家が遠い南川さん

交通費が勿体ないからGWは帰らず

こっちにいるらしい

「友達は皆予定あるみたいだし、勉強でもしてようかな(笑)」

「あ、じゃあわかりやすい参考書貸してあげるよ」

「プッ...冗談だよ(笑)」

「うん、知ってる(笑)」

「...でも、やっぱり貸して貰おうかな」

「えっ？」

「もしかしたら！
勉強するかもしれないし(笑)」

僕の参考書を貸して欲しい

それが、南川さんの心で密かに育っていた

僕への恋心から来るものだとも知らずに

「わかった。じゃあ明日
Aさんのところに行く前に家に寄るよ」

「ホント？ありがとう(笑)」

僕は彼女の家に行く約束をしてしまった