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彼女の本気 ページ17

「え...」


帰って...?

聞き間違いじゃ、ないよね


「シム君は今寝てます。
私がそばについてますから帰って下さい」


やっぱり聞き間違いなんかじゃない


なら、どうして?


「どうしてそんな事言うんですか?」


私の質問に少しだけ間をおいて

一之瀬さんはハッキリ口にした


「シム君が好きだから」

「...好き?」


初めて目の当たりにするドラマのような事態に

心臓が激しく脈を打ち、脚が震えた


「そうです。
シム君が好きなんです」


真っ直ぐ私を見つめる本気の瞳


「だってシム君は、私の初恋の人だから」

「え、初恋の...人?」

「そう、小学生の時の」

「小学生...?」


そんな...一之瀬さんは

私と同じ小学校だったんだよね?


「私、本当はシム君と同じ小学校だったんです」


思いが顔に出ていたのか

一之瀬さんは驚きの事実を口にした


どうりで私もみなも

記憶になかったわけだ


滅多にいないこんなに綺麗な子

普通なら記憶に残っているはず


「じゃあ、嘘をついてたの?」

「はい」


はいって...


表情ひとつ変えずに

自分の嘘を認める一之瀬さん


本気なんだ

本気でアイツを好きなんだ


彼女の想いが強すぎて

少しだけ怖くなった


「大学に入学して、初恋の人だったシム君を見つけた時はすごく嬉しかった...」


そんな私から視線を逸らすと

一ノ瀬さんは遠くを見つめて微笑んだ


綺麗すぎる横顔


そんなに幸せそうな顔しないで...


「だけど彼女がいるって知って、しかもシム君がかなり彼女に夢中だって聞いて、なんとか彼の心に入り込めないか考えた...それで思い付いたの」


何を...?


「シム君の大好きな彼女と同級生だって事にすればいいって」


再び彼女の視線が私に戻された


そこには怖いくらいの嫉妬が滲んでいて


「案の定、あなたを大好きなシム君はあっさり私に心を許してくれた(笑)」


ゾクッとする程綺麗な微笑みに


情けないけど

心も体も震えてしまった

本当の理由→←乙女の勘



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作者名:ami | 作成日時:2014年3月21日 0時

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