今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:564,072 hit
小｜中｜大
とんでもない質問 ページ10
食事が終わって、ソファで寛ぎながら
テレビを観ているアイツと幸哉
大きなソファの端と端に座っている
洗い物が終わった私は
三人分のコーヒーを持ってリビングへ移動した
「はい、コーヒー」
「ありがとうございます」
「ありがとうA」
私も一人がけのソファに座ろうとしたら
アイツがポンポン！と自分の隣を叩いた
結果、なぜかアイツを真ん中にして
三人並んで仲良くソファに座っている私達
なんだかおかしい(笑)
するとリモコンを手にした幸哉が
「ちょっといいですか」
「どうぞ」
突然チャンネルを変えた
始まった番組は
毎週やっているバラエティー番組
それをコーヒーを口にしながら
何気なく見ていると
「男の人は初めての相手を
忘れられないものなんですか？」
突然視聴者からそんな質問が飛び出した
「そりゃ、そうだろ...」
独り言のように呟く幸哉
アイツは何も言わずテレビを見ていた
私も何も言えなかった
なぜって
アイツの初めての人は私じゃないから
過去の事は気にならない性格だったのに
どうしたんだろう...
胸がチクチク痛い
きっと考え方が変わってしまう程
アイツの事を好きになりすぎたんだ
そんな事を考えていたら
「チャンミンさんはどうなんですか？」
幸哉がとんでもない質問をした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2013年8月7日 12時
