黒い天使は双黒に拾われたそうです

act1 籠の中の… ページ2

《太宰side》



私は首領の命令で相棒の蛞蝓と一緒にある組織の壊滅に来ていた



それは人身売買を行なっている組織で、最近、ポートマフィアの構成員の身内を攫いだした為
私達にその任務を丸投g…ゲフンゲフンではなく任せてきたのだ



中「おい手前、調子乗って女口説いたりすンじゃねぇぞ、俺達は本当にパーティに来たわけじゃねェんだからな」



太「はぁ？私だって其れくらいわかってるよ、
帽子置きの蛞蝓は最近イライラしてるんじゃない？
ちゃんと牛乳飲んでるの？ただでさえチビなのに」



中「手前ェ…誰のせいで俺がこうなってると…」



さぁね、そんなの知らない←
こんな蛞蝓の事なんて知っても何の得もないもの



小型犬がギャンギャンと隣で吠えているのを無視していると、何処からか声が聞こえてきた



モブ1「今日の目玉商品は高く売れるだろうなぁ…なんせ、新品な上にあの容姿だあんな上物滅多に出てこないしなぁ…」



モブ2「嗚呼、何なら俺が買って使いたいくらいだ」



汚い…やっぱりこの世界は汚くて醜い
でも、どれだけ足掻こうと此処にいる全員死ぬ
被害者でもマフィア関係者以外を殲滅という指示を受けているからだ



こんな任務、早く終わらせたい
そう思って中央のステージを見ると中央のステージにライトか集まっている



狂ったオークションの始まりだ



それから、何十人もの女や子供が落札されていった
…狂っている、私はそう思っていた



歪そのものなのに何も思わない私も、もう壊れているのだろう



そう思っていると、会場が静まった



モブ3「さぁさぁ皆様お待ちかね‼本日の目玉商品です。ただの幼い少女とは思えない程の美貌の持ち主てす‼絹のように流れる髪、宝石の様に輝く夕闇色の瞳に透き通る様な白い肌の少女です‼」



すると、ステージ中央にあった檻に掛けられていた黒いシートが外された

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