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．
「A」
A「濱田部長……なんで？」
崇裕「お前が逃げたからやんけ笑さっむ」
A「何時間前から……」
崇裕「んーーー2時間くらいやな？」
A「うそ……」
崇裕「さっきの彼氏か？ええ車乗ってな」
A「幼なじみです」
崇裕「じゃぁ俺にもまだチャンスはあるんやな？」
A「……え？」
崇裕「ちょっと上がってもええ？」
A「……はい」
濱田部長を家へあげた
崇裕「おお綺麗にしとるな〜いい奥さんになりそうやわ〜」
A「あの！濱田部長」
崇裕「おんどうしたん？」
A「……さっきのキスは……」
崇裕「好きやで……Aのこと｣
A「いつから……」
崇裕「いつからとかないで……気づいたらずっと目で追ってて、気づいたらAの入れてくれるコーヒーが1番上手く感じるようになったん｣
A「濱田部長」
キッチンの隅に追いやられるように
少しづつ距離を詰めてくる
崇裕「たかひろ……やで？」
A「急に！いわれても……」
崇裕「困るん？」
A「はい」
崇裕「せやな……でももうこのままにして置いたら…照史とか小瀧とか……さっきのこと男とか物になってまうかな…って」
何も言えずに俯いてしまった
崇裕「なぁ……顔上げてや
キスしてええか……？｣
A「だ……」
言い切る前に
唇が重なった
さっきの触れるだけのキスなんて
比にならないくらい
深くて
甘い
大人なキス
崇裕「下手くそ笑」
A「いや……だって……」
崇裕「なぁ？止まってもええ？帰りたない」
A「ダメです！！」
崇裕「まぁそうやろな…まぁ今日は帰るわ」
A「はい今日は」
崇裕「本気やから」
A「はい……」
崇裕「おやすみ」
A「おやすみなさい」
部屋に静寂が戻った
どっと疲れが来て
吸い込まれるように
ベットの上に倒れた
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作者名：凛星 | 作成日時：2018年12月10日 19時
