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小瀧くんはズルい
望「先輩結構飲む口ですか？」
A「まあ弱くはないよ。小瀧くんは？」
望「俺意外と強いっすよ」
なんてゆってかれこれ
2時間
A「小瀧くん大丈夫？」
望「や！のんちゃんって呼んで！！」
正直めんどくせぇと思ったけど
居酒屋で寝られる方がめんどくせぇ
お会計を済ませて
外に出る
フラフラと歩く小瀧をつかみながら
A「家どこ？」
望「分からへん」
嘘でしょ……
A「……しょうがないか」
こんなフラフラの男しかもイケメンを
路上に放置すれば
朝起きたら知らない人の家にいるだろうし
わたしは外に人を捨てるほど鬼ではない
タクシーを拾って
A「×××まで」
小瀧くんは私の肩に頭を乗せて寝始めた
長いまつ毛に
高い鼻
……開いてる口
すこし
ほんの少しだけ可愛く見えた
タクシーが家の前について
小瀧くんを無理やり下ろして
オートロックを開ける
目をぱちくりさせてボーーっと佇む
A「いくよ。」
望「あい！！！！」
と手を引っ張ると元気よく返事をした
エレベーターに乗り込んで
5階まで上がる中
エレベーターにもたれかかって目をつぶる小瀧くん
手を引っ張るて
部屋の鍵を開けた
A「はいって」
望「んっ」
そう言って
部屋へ足を踏み入れた
ダンっ！
背中にはひんやりとした感覚
望「先輩おれ。酒強いって言いましたよね？」
A「騙された。」
望「ちょろすぎ」
A「くそ策士」
望「汚い言葉使ったらダメですよ。」
そう言って
何度も何度も角度を変えて
優しいキスが降ってくる
あーーー私も酔ってるんだな
このまま彼に流されてしまおうか……
A「……小瀧くんっ……ここ玄関」
望「んっ寝室どこ……」
熱くなる体
もう理性なんて
ないんだ
A「リビングの奥」
．
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作者名：凛星 | 作成日時：2018年12月10日 19時
