兄の騎士と結婚します【瀬名泉】 (ページ21)

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part１９ページ21

「ねぇ、ねぇってば」

「、、」

「ねぇ！王様！」

強く王様の肩を叩く

「聞いてみただけだ、、気にしなくて「誰から！？何処で誰に聞いたの！？」

「兄者があんたになんかした！？」

心配で仕方ない

もし、兄者がここの人達に攻撃したとかなら、俺は兄者をぶち殺す

「リッツ、、ちょっとこっち来て」

腕を引っ張られて入れられた場所は図書室

王様は一冊の本を取り出した

「この本、、」

それはかさくんが見つけたといっていた王様のお母さんのものらしい日記

「前に見た時は気づかなかったんだ」

そう言いながら開けられたページの左下

「『朔間零』に気をつけて、、？」

「これ、お前の兄なんだろ？」

そうだ。朔間零、兄者

ここ名前が出る理由なんて簡単だ

この世界の吸血鬼なんて極わずか

その中でも有名なのが『朔間零』

吸血鬼の代名詞とも言える兄者と魔女とわかっている子どもを会わせるのは避けたいだろう

「俺は、前に魔女狩りでAを襲った奴らは『朔間零』中心に作られた組織だと思っている」

「俺のこと、、疑ってる？」

嫌だ
ずっとみんなと、王様と、一緒にいたい

「そんなわけないだろ！朔間零も魔女を襲うのなんて当たり前だ。誰も悪くない！」

王様は笑顔でそう言った

「ありがと」

「王様、凛月ちゃん、夕飯できたわよォ」

「ナルだ！戻ろう！」

「ん～」