検索窓
今日:19 hit、昨日:43 hit、合計:43,530 hit

3 ページ3







汐恩は私の幼なじみだった





産まれる前からお母さん同士が仲良くて








じゃあお隣住んじゃおっか!みたいなノリで








隣同士に家を建てたらしい









そんなこんなで小さい頃からずっと汐恩とは一緒









…でも、よくある幼なじみとの恋愛何てものはなくて









私が人生で初めて恋をした相手は









好きになってはいけない人だった













4月



新入生は真新しい制服を身に纏い




これからの高校生活に胸を膨らませ校門をくぐる







それを横目に見ながら







はぁ…もう高校三年生か…






やだなぁ受験生活







なんて大きなため息をつく






汐『…おい、A』




汐『…なんでそんな浮かない顔してんねん、笑』






汐『……そういや、担任誰やろな』





汐『綺麗な女の先生ならええな〜』






ばか…




そう言いながら汐恩の腕を軽く叩く私








私と汐恩が通うこの鈴蘭高校は








県内でも有名な進学校だ









私は元々勉強が嫌いではないけど






特に勉強をしたくなるような動機がない









でも汐恩は昔から勉強が苦手だった









だけど私がこの高校を受験するからって






汐恩は死にものぐるいで勉強をしてこの高校に入った









汐『……A』




汐『……これからも3年間、よろしくな!』





目尻にシワを寄せ笑う汐恩






もう2年前のことなのに昨日のことのように



鮮明に思い出せる









ずっと1年生のままならいいのに









将来の為に大学に行った方がいいこと位分かってる








でも学びたいことが無ければ





自分が将来何をしたいのかも分からない









でも周りはもう目標を定め





必死に勉強に励んでいる







多少の焦りを感じながらも





どこか他人事にも感じる私









汐恩はどうするんだろう









高校を卒業しても今みたいに一緒にいるのかな

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (138 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
612人がお気に入り
設定タグ:JO1 , 川西拓実 , 鶴房汐恩
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

^^(プロフ) - コメント失礼致します!お話最高です🤦‍♀️🫶🏻良かったら続き待ってます! (2022年8月14日 3時) (レス) @page22 id: feebfdcf28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年7月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。