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汐『…明日からは先に行ったりすんなよな』

耳を真っ赤にしながら家に入っていく汐恩


それが私は何だか嬉しくて


「待ってるね!」

汐恩の背中にそうぶつけた。





汐『…はよ』

1週間ぶりに汐恩と登校する道のり


汐『…今日も放課後川西のとこ行くん…?』

「…ん?行くよ〜」

汐『…いつも何時までやっとんやっけ』

「大体5時半には終わるかな」

汐『…じゃあその時間に迎えに行くから』

「…ふふ…うん、ありがとう」

汐『…もう…勝手に帰ったりすんなよ』

「…分かってるって笑」

汐『…ほな、行くで』




昨日な〜翔也がなほんまにゲームで負け続けてん、

祥生が変な自撮り送ってきてんけど俺既読スルーしたわ、

碧海が夜遅くに暇電してきてまじ寝れんかったねん、


一見面倒くさそうに言っているように見えるけど

横を見ればニコニコしている汐恩


学校でも家に帰ってからもずっと仲良くしてるこの4人組は

本当に周りから見ても楽しそう。


会話の9割がアニメかゲームの話みたいだけど

いかにも男子高校生です!って感じがしてそれもいい。




『川西先生…!おはようございます…///』

拓『あ、おはよう〜』


今日の挨拶担当は川西先生だったんだね、

校門に立ってる先生に
色んな女の子が挨拶をしに行くのが見える。



汐『…川西ってなんであんな人気なん…?』

「…かっこいいからじゃない?」

汐『…絶対俺の方がかっこいいやんか』

「…ふふ…何それ笑」

「汐恩誰かにモテたいの?」


…しまった

私は言い終わった後に後悔した。


「…ごめん、彼女居たよね…」


汐『…は?』



汐『俺彼女おらんのやけど』


「…え?」


汐『…逆に…え?』


お互いが何の話をしているのかよく分からず

頭にはてなマークを浮かべる私たち。


「…真凜ちゃんと…付き合ってるんじゃないの…?」

汐『付き合ってへんで』

「…そう…なんだ」

汐『もしかして俺が真凜と付き合っとると思って俺のこと避けとったん?』

「…うん」

汐『なんやねんそれ…笑』

「…もう…!ちょっと寂しかったんだから……!」



汐『俺が誰か他の奴と付き合ったら、A寂しいん?』

私のことを覗き込む汐恩


その距離の近さに思わずドキドキしていたら


拓『Aさんおはよう』

拓『今日も放課後…来るよね?』


川西先生に話しかけられた。



A行くで、

汐恩に腕を引っ張られた私は


行、き、ま、す

そう口パクで川西先生に伝えた。

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^^(プロフ) - コメント失礼致します!お話最高です🤦‍♀️🫶🏻良かったら続き待ってます! (2022年8月14日 3時) (レス) @page22 id: feebfdcf28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年7月28日 17時

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