Starting over② (ページ17)

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雪野は滝沢の言いつけをしっかりと守り無事に最終調整を終えて今は本番5分前。

既に各々立ち位置につき幕が開くのを今か今かと待っていた。

雪野はSnowManが結成された頃から今までのことを思い出していた。

こうしてみんなに想定外な形ではあったが過去のことを話す事が出来て受け入れてもらえて良かった。

そして新生SnowManとして10人で新たな1歩を歩み始めることが出来て良かった。

そんなことを考えていると隣にいた深澤が話しかけてきた。

深澤「今大丈夫？」

雪野｢どうしました？｣

深澤｢本番始まる前にこれだけ伝えておきたくて。｣

雪野｢？｣

深澤｢SnowManでいてくれてありがとう。
俺らのこと受け入れてくれてありがとう。
これからは俺が守るから。

だから、、、、一緒に歩んでいこうね。

そんで後さ抱きしめて良い？｣

雪野が返事をする前に深澤は雪野を抱きしめた。

深澤｢やっと出来た。昔はよくこうやって本番前に抱きしめてたよね。｣

雪野｢深澤さん.....｣

深澤｢辰哉くん｣

雪野｢え？」

深澤｢前みたいに辰哉くんって呼んでよ｣

雪野｢ふっかさん、、｣

そう答えると深澤はさらに雪野のことをきつく抱きしめ不満気な声を出す

深澤｢辰哉｣

雪野 (なんか赤ちゃんみたい)