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阿部｢失礼します。滝沢くん！あの！｣

滝沢｢ちょうど良かった。阿部、Aのこの後の予定って知ってる？」

目黒｢そんなことよりAがやばいかもしれないんです。」

滝沢｢どういうこと。｣

阿部｢ふっかの携帯にAから連絡が来たんですけどAの助けてって声と叫び声が聞こえて切れたんです。
ふっかと照がこの後Aが用事で行く予定だったシナガワホテルに既に向かってます。」

滝沢｢やっぱりりそうか。｣

向井｢やっぱりってなんですか？｣

滝沢｢話は後でするから俺もシナガワホテルに向かう。
阿部、佐久間着いてきてもらえるかな。あまり騒ぎを大きくさせたくないから残りの5人はここで待機。｣

そう言い残して滝沢、阿部、佐久間は車に乗り込んだ。

滝沢｢以前からうちの役員がAに外部の人との接待を依頼してたんだ。」

佐久間｢そんなの俺ら聞いてません。｣

滝沢｢悪い、俺も把握してなかったんだよ。｣

阿部｢それが今回のこととどう関係するんですか？｣

滝沢｢ずっとAの様子がおかしいと思ってた岸が話を聞いたんだけど頑なに答えなかったらしくてとりあえず出かける時には必ず岸に連絡をする事で話は納まったんだ。

それでさっき岸からAから一向に返信が来なくて電話も出ないって連絡が来たんだ。」

阿部｢だからやっぱりって言ってたんですね｣

滝沢｢そう。さっきホテル側に話を聞いたらAが男の人に介抱されながら部屋に入っていく姿を見た人がいると言われた。
ホテル側に事情を説明して部屋に確認しに行ってもらってるけどこの分だとふっか達の方が早くつくから部屋番号伝えておこう。」

そう言って深澤に連絡をする。

滝沢｢ふっか？Aがいるかもしれない番号は512号室。俺の名前出してもらえればホテルの人が鍵渡してくれると思うから急いでくれ。」