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＊
景『もしかして俺の隣に引っ越してきたのおねーさんだったの？』
｢…そう…みたいです｣
景『なんだ〜！俺、佐藤景瑚』
景『よろしくね？』
首を少し横に傾かせ、私に手を差し出す彼
｢…よろしくお願いします｣
私はその手をゆっくり握り返した。
･
引っ越して来て3ヶ月
あの日以来佐藤くんに懐かれてしまった私
景『AさんAさん…！』
そう言って私の玄関のドアをドンドン叩く彼
｢…毎回言ってるけど佐藤くんにピンポンを押すっていう概念は無いの…？｣
景『そんなこと言いつつ毎回Aさんはドア開けてくれるもん』
｢…近所迷惑で苦情来たらどうするの｣
景『大丈夫大丈夫、俺大家さんと仲良いから』
｢…そーゆう問題じゃないでしょ｣
景『まあまあ細かいことはいいから…！』
私の腕の間をスルッと通り抜け私の家の中に入る彼
景『何玄関で突っ立ってんの、ほら早くこっちこっち』
いやここ私の家なんだけど…
なんて思いつつ失恋したあの寂しさを埋めてくれたのは
紛れもなく彼だったわけで。
景『…うわ〜！今日もAさんのご飯は世界一！』
とびっきりの笑顔で私のご飯を食べてくれる佐藤くん。
そんな姿を見れば、
あぁまだ私は誰かに必要とされてるんだなって思えた
･
引っ越してきて1週間後
作りすぎてしまった筑前煮をお裾分けしに行った私
普段自炊を全くしない佐藤くんにとって誰かの手料理が
食べれるというのはとても嬉しかったみたいで
景『これからもAさんの料理…食べたい…です…』
そう遠慮がちに呟いた佐藤くん。
断る理由なんて無かった私は
それ以来定期的に料理を振舞っている。
･
佐藤くんは大学3年生
バイトがない日の夜ご飯は大体私の家で食べている。
自分のためだけに作る料理ってつい手抜きになるけど
食べてくれる人がいると少し凝ったものを作りたくなる
毎回残さず完食してくれる彼を見れば
自然と私も笑顔が溢れた。
･
気付けば彼はバイトのシフトが出ると
私にLINEで送ってくるようにもなった。
多分この日に私の家に行くよって意味なんだろうけど
彼の中でこの日常が当たり前になっていることが
私はすごく嬉しかった。
それがきっと答えなんだろうけど、
ちょっと歳上のお姉さんで弄んでるのかもしれない
そう思ったら
彼への気持ちに気付かないフリをするしか無かった。
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arumo(プロフ) - 梓さん» 本当に嬉しいですありがとうございます😭梓さんのセンスハンパないです大好きです🥺全然そんなことないです終始ニヤニヤしながら見てました…勇気出してリクエストしてよかったです‼️ほんとにありがとうございました😫💖 (2021年9月30日 9時) (
レス) id: 77cf3ba3f2 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - arumoさん» いつもお話更新されるの楽しみにまっております💞えええ読み返して下さってるなんて、、嬉しすぎて涙が出そうです😭拓実さんのお話…私の文章力だと秘密感が微妙だったかもです💦ですがリクエスト本当にありがとうございました‼️ (2021年9月29日 22時) (レス) @page46 id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
arumo(プロフ) - 梓さん» え…ちょっと待ってください…読んでくださってるんですかありがとうございます😭‼️もうほんとに梓さんの書くお話好きすぎて何度も読み返してます🥲✨嬉しいですありがとうございます楽しみにしています🥺💓 (2021年9月29日 0時) (レス) id: 77cf3ba3f2 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - arumoさん» わぁぁぁぁ！arumoさん😭😭😭いつもお話読ませてもらってます‼️コメント頂けたことが嬉しくて飛び跳ねました😂景瑚のお話書き終わったら秘密の社内恋愛拓実さん書かせて頂きますね💓 (2021年9月28日 23時) (レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
arumo(プロフ) - 梓さんの作品いつも楽しく読ませて頂いてます❣️同期の拓実くんと秘密の恋愛が見てみたいです！よかったらぜひよろしくお願い致します😌 (2021年9月28日 23時) (レス) id: 77cf3ba3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年9月13日 3時
