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大胆 ページ11







「…どうした??ヒナもコーヒー飲む?」
『…』
「…??」



俺のちょっと大きめのTシャツを着て
テレビを観てたんやけど
そーっと服の裾を握ってきたかと思えば
そのままなにもアクション起こさず
ボーッとテレビを観てる。
どうしたん?て聞いてもなにも答えんし、
まぁええか思って俺もボーッとしてた。



「ちょっと水取ってくるから離して〜」
『…』



喉渇いたし、冷蔵庫行くついでに
お風呂も洗いに行こ、思って
未だ裾を掴んでるヒナの手を
触ると素直に離してくれた。
と思えば俺と一緒に立ち上がって
冷蔵庫んとこまでついてきた。



「喉渇いたん?」
『…』
「あ、お腹すいた?なんか作る?」
『…』



ぴったりと横にくっついてるヒナは
俺の問いかけにまったく答えず、
俯いている。
体調悪いんかなって思って
顔を覗き込めば目を逸らされる。



「熱あるんか?」



デコに手を当てれば
首をブンブン振って避けられる。

…なんや?

てんやわんやしていると
そーっと手を伸ばしてきて
俺の手を握った。


「ちょ、ほんまにどうしたん?」


こんなヒナ、滅多にみやん、というか
みたことない。


「なぁ、ヒナ………んむっ、」


全く喋らんし、不安なって
ちゃんと話し聞いたろ、思って
口を開けばその口は
ヒナの口で塞がれていた。


「んっ、」
『ん……んっ、』



息継ぎする暇もなく、
珍しくふっかいキスをしてくる。


「んっ…!ちょ、、ヒナ……」
『んぅ…』
「はぁ、…びっくりした、」
『…ごめん、』
「や、ええんやけど。…どうしたん?なんかあった?」



はぁはぁ、と息を整える2人の
吐く息の音が響く。



「…ヒナ?」
『…〜〜っ、いの!』
「…え?」


恥ずかしいのか、俺の胸に顔埋めて
モゴモゴ喋ってるけどなんも聞こえへん、

ほっぺたに手を当てて
こっち向かせると、
真っ赤な顔して



『えっちしたいの!!!!』



…なんて、叫んで逃げよった。




「ちょ!言い逃げはあかんって!!」





この後ベッドに連れて行ったのは、
言うまでもないわな。

大胆なヒナ、嫌いじゃないで。

浴衣→←ぐずり



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真理(プロフ) - ありがとうございます。 (2021年1月24日 22時) (レス) id: ebe88a5abd (このIDを非表示/違反報告)
雨悠(プロフ) - pomさん» 返信ありがとうございます!ゆっくりで大丈夫です!pom様のペースで!楽しみにしています! (2021年1月17日 14時) (レス) id: de14c26198 (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - 雨悠さん» 楽しみにしていただきありがとうございます!パスワードはkanjani8となっております!なかなか更新できず、パスワードをかけました。こちらのお話も全く更新できず、申し訳ありません! (2021年1月17日 13時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨悠(プロフ) - いつも楽しみにしています!愛屋乃鳥を読みたいのですがパスワードはどこでわかりますか? (2021年1月17日 13時) (レス) id: de14c26198 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - pomさん» かしこまりました!リエストに応えて下さりありがとうございます!楽しみしてます! (2020年12月11日 13時) (レス) id: ebe88a5abd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nann | 作成日時:2020年4月30日 0時

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