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Case02:薮ちゃん 番外編 ページ43

なんだか怖くなって、
スマフォの電源は落としたけど、
頭の中が真っ白で、
だけど仕事は否応なしに押し寄せてくる。

泣きたいような気持ちで、
残業時間に差し掛かって
1時間くらい過ぎた時だった。

伊「なんかあったろ?」

後ろから伊野尾さんの声がして
振り向かずに反応する。

「いえ、」

かわいくない私が顔を出す。

沈黙の後。

‘プツン’

っえ?!

目の前のパソコンの画面が真っ暗に
なって、その電源ボタンに
伊野尾さんの指が触れてることに
気づく。

「な、なにするんですか!」

伊「かわいそう。」

「え?」

伊「そんな顔して、
そんな気持ちで、
描かれた図面がかわいそう。」

伊野尾さんの目は真剣で、
急に言い当てられたことで、
じわっと涙腺が緩む。

そんな私を
少しだけ優しい顔で見た伊野尾さん。

伊「ごめんね。

でも、今日はもうやめときな。

明日フォローしたげるから。」

「伊野尾さん、、、」

伊「よし、行こう。」

「どこに?」

伊「元気が出るとこ!」

伊野尾さんの背中についていく。

あ、
2人はダメだったんだけどな、、、

もう、いいや。

今は、、、

「元気が出るとこって、、、」

お店にいたのは大貴だった。

大「A!?!」

伊「元気が出るでしょ?」

「どうでしょう、、、」

伊「ほら大ちゃんも、
そんなぽかんとしてないで。」

大「久しぶり。」

私の方を見上げた大貴。

卒業以来だ。
なんか少し大人っぽく見える。

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(プロフ) - haruさん» 見ました!!返信送らせていただくので見てください〜(;_;) (2018年8月4日 19時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 姫さん» メッセージ、送りました〜!相当長いので覚悟してください。笑 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 95f690e45f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - haruさん» りょうかいです〜!!気長に待ってます^ ^ (2018年7月19日 23時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 姫さん» とりあえず、メッセージ送ってみますねー。ちょっと渡せる状態になるまでしばしお待ちくださいー(^ ^) ぜひもう好きなように変えてください!! (2018年7月17日 14時) (レス) id: f0ed0438dd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - haruさん» haruさんの作品頂けるなんてこちらこそ感謝です、、私のデビュー作になります笑 haruさんにとっての高木くんが私にとっての裕翔くん 並に多分難しいので変えちゃうかもです(;_;) えっと、、どうしたらいいですか?? (2018年7月16日 0時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:haru | 作成日時:2018年6月24日 22時

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