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「涼ちゃんは泣いた顔も最高に可愛いね…」

うわぁこいつ絶対ドSだ。
単純な妹は顔をますます真っ赤にして、背の高い中島をおずおずと潤んだ目で見詰める。

ああ、そんな顔したら中島に食われるぞ。

案の定、イケメン中島の鼻の下がだらしなく伸びる様に俺は内心笑いが止まらない。
完全に涼子好き好きスイッチが入った中島は、デレデレになりながらも涼子を熱く見つめ返す。

「俺は本当に浮気はしてないよ。愛してるのは君だけ。俺の俺に誓う」

どこに誓ってんだよ中島。

「裕翔くん……本当に?」

中島の腕に包まれたまま、下方を見て頬を赤らめる涼子。

コラ涼子、何を確かめてんだよ。
大丈夫かこいつら。

うん、とそんな涼子を優しく撫でる中島。


「信じて。お兄さんは単純に君に似てるから視覚的に惹かれちゃっただけなんだ。君が好きすぎた故の脳のバグみたいなものさ。俺の事を毎日病むくらい好きな、そんな重くて可愛い涼ちゃんが好きだよ」

「裕翔くん………!!!
大好き。一生私だけの王子様でいてね♡♡♡」

ウルウルきゅるん、と効果音が付きそうなくらい破壊的な可愛さを持つ涼子の微笑みと、
宝石の様な潤んだ大きな瞳がノーガードの中島を正面から射抜いた。

「おっふ」

膝から崩れ落ちる中島。

「裕翔くん!」

中島、これにて完全にノックアウト。

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作者名:AKA | 作成日時:2021年11月21日 9時

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