Light of death and hope【創作】 (ページ11)

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歩道
20:56

ホームセンターから立ち去った後、思ったより功士郎の家が近場にあるとの事なのでそこに向かっている途中だ。

ちなみに盗ったリュックは筒のようにして背中に入れた。ゴワゴワするけど。

「周囲は警戒しながら行こう。荷物確認は後からだな」

「あのさ…功士郎くんなんか慣れてない？」

「え？

あぁ、実は俺ゾンビ映画とかよく見るタイプでさ、ある程度の死亡フラグとかそういう知識？とか結構覚えてるんだよ」

「成程…通りで…」

「そういやさ、俺たち会ったばっかだけどめちゃくちゃ気合わねぇ！？相棒って感じ！！」

「あはは、映画の見すぎだよ。それにお互いよく知らないままだしなあ…

なら功士郎くんの家に着くまでお互いの事知ろうよ」

「確かにそれは名案だな！」

それから家に着くまで好きな物、好きな漫画、嫌いな物、嫌いな行動等…今日会ったとは思えない程気があった。

ーーー
ーー
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「よし、着いた！鍵もってるから…」

ガチャ、と開けると女の人が血相変えて玄関に走ってきた。

「功士郎！！えっ女の子…？とにかく入りなさい！」

言われるがまま私達は家の中に入った。功士郎くんのお母さんは急いで鍵を閉める。

部屋は暗かった。