星7つ ページ7
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少し前、確か夜空が綺麗だった日だ。
私と時透さんとで合同任務が行われた。
同い年で、柱。きっと強くて優しいんだと思っていた。
人が行き交う街に潜む鬼を討つことが任務だった。
子どもが泣いていた。
ひとりぼっちで、肩を震わせて、周りの大人は知らないふり。
たぶん迷子だ。
どうしても放っておけなくて、声を掛けた。
「大丈夫?」と。
島にある唯一の村。男の子が肩を震わせて泣いていた。慌てて駆け寄って「どうしたの?」と尋ねる。
「あのさ、前回と同じような事しないでって言ったよね。」
冷や水より冷たい声。
この人とは、前回もこれで揉めたんだ。
「僕たちは鬼狩りのために来たんだよ。子どもに構ってる暇なんて無い。それよりも先にすることがあるんじゃないの?」
「鬼殺隊として鬼を討つことは優先するべき事だと思います。でも、子どもが泣いているのに助けられないのは人として嫌です。」
そう言うと、何を考えているかよく分からない顔で私を見てきた。その視線を無視して、子どもをあやす。
「お姉さんたちは鬼を探してるの?」
しばらく経つと、男の子がそう聞いてきた。
質問に「うん、そうだよ。」と答えると、男の子は血相を変える。
「ダメ!!アレの所に行っちゃダメ!!ミチルちゃんも、聡くんも帰ってこなかった!!たくさんたくさんいなくなった!!」
今にも泣き出しそうな顔で、声で男の子は叫んだ。どう見ても嘘に見えない。
「アレの所って言ったけど、何処にいるのか知ってるの?」
「……知ってる。でも、言いたくない。お兄さんたちと同じような服の人は全員帰ってこなかった。」
隊士が何人も喰われてる。村の人も何人も。
だから、こんなにも村全体がひっそりとしているのか。
「大丈夫!!お姉ちゃんたちはとても強いんだよ!!それに、ミチルちゃんや聡くんも助けに来て欲しいって思ってるかもしれないよ。」
「わかった。___お姉さんたちは隠れんぼは得意?」
★★★★★★
順位更新ありがとうございます!!
これからも頑張らせていただきます!
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☆カペラ★ - こんばんは、これめっちゃ良い話ですね!ハマりました!!時透君カッコいい!!更新頑張ってください! (2020年1月14日 21時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コゲパンです。 | 作成日時:2019年9月7日 23時