転生先のアカデミー3

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チリ「なんでみんな、アンタんこと忘れとるん？」

逆になんでチリちゃんは覚えとんの？
めっちゃ不思議なんだが

『……えっと』

チリ「それに、病気はどうなったん？
約3ヶ月間どこにおった？
病院から消えたって聞いたんに
昨日からみんな忘れとる」

『それは…』

え、これ言って良いやつ？
ネモでもいってないんで？
大丈夫なん…？

『……』

チリ「教えてくれへん？」ｺﾃﾝ

『ぐっ』

チリちゃんの首こてん攻撃
女主には効果抜群だ

『言います！』

ま、大丈夫っしょ！

チリちゃんなら別に言って良いと思った
言い訳ができない
と言うのもある
でも、チリちゃんだからこそ信頼できるのだ

私は前世のこと
病気のこと
転生のこと
3か月いなかったわけ
みんなの記憶について

丁寧に説明した
話し終えると、チリちゃんはなんとも言えない表情でいた

チリ「…え、つまり……
女主は一回死んどるん？」

『そうですよ！』

元気よく返事をすると
「んな明るく言うことやない！」
とツッコまれた
ありがとうございます

チリ「はぁぁぁぁ
とりあえず、事情は分かった
こっちでも協力しようか？」

『あ、でもですね
アオイとハルト、
ペパーとボタンにジニア先生
この5人の記憶が戻れば
他の人の記憶も戻るんで！』

チリちゃんやと協力ムズイやん
てか美人の手を煩わせるとか切腹問題←

チリ「そうなん？」

チリちゃんは少し考える素振りを見せ、
ﾆｺｯと笑った
そして私は、その笑顔によって死にかけた

チリ「ほな女主、
みんなの記憶を戻せるよう
頑張りや！」

『好きです』

チリ「チリちゃんも女主のこと気に入っとるで」

『…これが結婚』

チリ「ちゃうよ？」

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