貴方の側にいたい。【Ｎ.Kaito】 (ページ19)

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～あなたside～

元「まずどこからいく！？」

松「ばっかお前、今日のメインは家具だろ」

やっとの事で出発した私たちは、

デパートにきた。

せっかくかっこいい2人だけど、

ファンにバレてしまったら大変なので

帽子とマスクで身バレ防止。

そんな所を見ると、やっぱりアイドルなんだと再確認。

私もそんな時期があった。

今も一応メガネはしてるけど。

『まず、ベッドがみたいです。』

元「よしベッド！行こう！

…………ん、待って俺気づいちゃった！

昨日Aちゃんどこで寝たの！？」

『あ、客間の布団だよ。

ベッドが届くまで少しだけ借りることになったの。』

松「じゃあ早く選ぼ！

Aちゃん好きな色決めといて！」

今少し急いだって届く日は変わらないのに

2人で走り出して私は笑う。

微笑ましいなぁって思ったり。

ふと、カバンからカードをだす。

これはおばさんに渡されたカード。

家具を買う時はこのカードで支払いなさい。

だって。

おばさん太っ腹。

最初は断ったけど最終的に睨まれてしまったから

甘えることにした。

元「こんなにあるけど、何が違うの？」

目の前にあるのはたくさんのベッドサンプル。

色や形、素材まで違うから迷っちゃう…。

松「わっかんね。かっこいいの選ぼ！

いや、Aちゃんのだから可愛いの？」

色々見回ってたらあ、って思うのを見つけた。

木材を白くして出来たすのこベッド。

可愛いボリュームのあるハイバックがあって

本当にお姫様みたい。

『これ、可愛い……。』

元「うわ！お姫様じゃん！Aちゃん似合うよ！」

松「もうしめの姫は廃止だね！

これからトラジャの姫はAちゃん！」

Aちゃんは姫だからこれにするべき！

という謎の理由の激押しでこのベッドに決まった。

マットレスも購入して、ベッドは終了。