○ 48 ページ9
☆
俺は病室へ急ぐ。
オールマイトの焦り様、Aに何かあったのか。
どうか、どうか間に合ってくれ。
「A！！」
病室のドアを勢いよく足で開ける。
一瞬きょとんとしたAはすぐ、
『あ、しょうちゃん〜』と俺の元へ歩いてくる。
ずっと会いたかったAは
「どうしたの、急いで。」なんて何もなかったかのように笑っている。
俺の...早とちりか。
ドアの前で佇んでいるとAが抱きついてきた。
『しょーちゃんが無事で本当良かった。』
そう言って、更にぎゅっと抱きしめるA。
小さい時から変わらない笑顔。
自分のことより俺のことを気にするAに
俺は不覚にもちょっと泣きそうになる。
「...ったく。いつまで寝てんだ。」
俺の言葉に、「へへ、ごめんね。」なんて言うから
心配はいつのまにか吹っ飛んでいた。
ずっと求めてた体温を感じて俺は本当に嬉しかった。
俺の腹辺りに顔を埋めたAは静かに涙を流す。
ずっと我慢してたんだろう。
戦闘中も、今も。
怖い思い、たくさんさせちまった。
でも、今は撫でてやれねえ。
Aの目が覚めるまでの3日、
何回も最悪な事態が考えたくなくても頭をよぎった。
もし、あいつがいなくなったら
俺にはいったい何が残るだろう。
大切な人を"失う"怖さ。
その不安を消すようにAと呼ぶと彼女はゆっくり顔を上げる。
色々な感情が一気に押し寄せて来て
Aのおでこに自分のおでこを合わせる。
Aは静かに目を閉じた。
「愛してる。」
そして、気づいたら呟いていた。
本当に自然に出てきた言葉。
身内だからか、
それとも恋愛としてなのか分からない。
でも出てきた言葉にウソはない。
今の俺には、
Aを失うことより怖いものはなにもない。
本当に
ただ、ただ君を愛してる。
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naa5(プロフ) - そるとさん» そう言っていただけてめちゃ嬉しいです！もっとかっこいい姿が届けられるように研究します！！ありがとうございます！ (2018年11月6日 22時) (
レス) id: ace82c679e (このIDを非表示/違反報告)
naa5(プロフ) - ミントさん» 私も好きです！嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年11月6日 22時) (レス) id: ace82c679e (このIDを非表示/違反報告)
そると - 相澤先生大好きなので発狂です、イケメンすぎか！！更新頑張ってください！！ (2018年11月3日 0時) (レス) id: ec9ec476a7 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 教師組好きなので嬉しいです！！更新待ってます！ (2018年11月3日 0時) (レス) id: d2540f83d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：naa5 | 作成日時：2018年11月2日 23時
