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「廉くん久しぶり！めっちゃ焼けてるじゃん！」
「えーそー？」
「てか背伸びた？さらに足長くなった気がする！」
「えーガチでー？」
「廉くんの私服初めて見たけど、まじでセンス良いね！」
「おーありがとー」
「そうえば廉くんの元カノちゃん、新しい彼氏出来たらしいよ」
「えーそうなんー？」
「あの子 可愛かったし、そりぁすぐ出来るでしょ」
「せやな〜」
いや、永瀬、いくら面倒だからって相槌てきとうすぎるのでは？
というか、おそらくファンであろう彼女たちも、こんな返事で満足なのか…？
あと元カノそんな可愛かったんだ…
目の前で繰り広げられる、かなりのスピードの会話に驚愕しながら頭の中で軽くツッコミを入れていると、ひとりの子が私の存在に気づいた。
「え？あ、えっと…その子は？」
『あ、はじめまして、、』
「こいつ、彼女」
「「「「……え！！！！」」」」
「こいつ試合見に来たことないから、みんな知らんやろうけど、同じ学校。あとタメ。
良いやつやから、仲良くしてやってな！」
見られている…
上から下から、服装もメイクも髪の毛も手も足も、本当に品定めされている気分だ。
『あ、の、いつも永瀬くんを応援してくれてるそうで、ありがとうございます！
私もこれからは彼を応援していければと思いますので、よろしくお願いします！』
「は、お前、永瀬くんて…」
何か言わねばと思い、精一杯声を振り絞って彼女たちに挨拶したのに、隣のやつからは恐ろしく不機嫌な声が聞こえた。
「なんなん、なんでまた永瀬くんなん！？」
『いや、こういうちゃんと挨拶しなきゃいけないときはそうでしょ！？』
「ちゃんとって、軽い紹介みたいなもんやろ！」
『何言ってんの！？
みんな永瀬を心の底から応援してくれてんだよ！？』
「堅苦しいわ！！彼女なんやから堂々としとけばいいやろ！」
『礼儀ってもんがあるでしょ！ほら、永瀬も頭下げて！』
「なんで！？ちょ、待って！髪型崩れる！」
「え、彼女さん、廉くんのこと永瀬って呼んでるの？」
「廉くん、今までの子と全然タイプ違うね…」
「なんか、こちらこそよろしくお願いします…」
気づいたらみんなから笑われていて、なんだか不本意な挨拶になってしまったが、先ほどの鋭い目している子は1人もいなくなっていて、まあ結果オーライなのかと安心する。
ショッピングモールの一角で、こんなに恐怖と安心感を一気に味わう日が来るとは思わなかった…
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名無し - 一気読みしました！主様のペースで良いので更新待ってます (2020年12月12日 21時) (
レス) id: 492fd25da1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - あこさん» お返事遅くなってすみません！少し生活面が落ち着いてきたので、これから更新できればと思います！少々お待ち下さい(^^) (2020年3月11日 18時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - めちゃめちゃ続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2020年1月5日 2時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 愛美さん» コメントも評価もありがとうございます。嬉しいお言葉ばかりで私がニヤニヤしてしまいました…！番外編のくせに長々と続いておりますが、もう少し書きたいので、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月15日 21時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます！ノロノロ更新ですが、これからもお付き合いお願いします！ (2019年12月15日 21時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴこ | 作成日時：2019年7月25日 0時
