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幼い頃の記憶_1 ページ7

「日高とゼロって付き合ってんのか!?」


「日高ってでも景光とも付き合ってんだろ!?」


「じゃあ“うわき”じゃん!」


「うわあー!!さいてーだな日高!」


これは幼い頃の記憶。
こんなの放っておけばいいものの、当時小学校3年生だった私、日高Aは過剰に反応していたのを覚えている。


「そんなのじゃないよ!零も景光もおさななじみだし!なんでそんなこというの!?」


「おい、A…そんなの無視してろって…」


「そうだぞ、そうすればその内飽きるだろアイツら」

その度に零と景光は私を呆れた目で見ていた。
あの頃から2人ともずば抜けて大人びていたな、とも思い出す。



「でも…!」


「もう帰ろうぜ?時間の無駄だろ?」


「見ろよ!日高、ゼロに振られたー!」



言い返さないのをいいことに、調子に乗ったクラスメイトの男子達がぎゃあぎゃあ騒ぎながらはやし立てた。

すごく悔しかった。
どれだけ言っても聞いてくれないし、その上零も景光も呆れるだけで何も言わない。

結果的に完全に私一人を馬鹿にしていた。


「違うって言ってるじゃん…」


その言葉を合図に泣いてしまった

涙なんて見せたらもっと馬鹿にされるのはわかってた。だから泣き止まないと、と思ってもポロポロ流れる涙は止まってくれない。

どうせ零も景光もこんな私をバカにするんでしょ、そう思って隣を見たら



「お前ら…女の子泣かせても笑えるのかよ」


「流石にそれはないぞ?…ふざけんなよ」


零も景光も今まで見たこともないほど怒ってた。


(え?)

1人で驚いている私に誰も気付かずに怒っている零や景光を見てそれ以上にクラスメイト達は笑った。


「やっぱりお前ら付き合ってるじゃん!」


「二人と付き合ってるからやっぱり日高はあくじょだ!!」



ゴツン、そんな下品な笑い声の中にふさわしくない音が鳴ったのは零の拳が笑いの中心にいた男の子を殴ったから。


「付き合ってようが幼馴染だろうが俺は景光とAが大事だ!悲しませるのも泣かせるのも絶対許さない!」



その時目に宿っていた正義の光はきっと一生忘れない。

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紅葉(プロフ) - てか待ってお気に入り登録したいのにまさかのお気に入り人数が「2019」なんですけど崩したくねぇえ!!……だがごめんなさい、崩します。来年(2020)にします! (2019年1月27日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 小3の2人かっけぇ…!ごめん赤井、全然比にならないわ…(小3に負けた赤井)! (2019年1月27日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 小3でもかっけぇかよあの2人。 (2018年8月31日 5時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 最後のやつ、ヒロかっけぇ (2018年8月10日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - えぇ(困惑 (2018年7月15日 21時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋音 | 作成日時:2018年6月19日 0時

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