5 ページ5
*
「ではこっちです」
通されたのは会社の中のひとつの会議室。
「皆揃ってるかー？」
「ネー」
「今から紹介したい人がいるから。Aさん、どうぞ」
「今日から皆さんの通訳としてお世話になります。如月Aです。よろしくお願いします。」
一礼をして再び前を向くと目の前には椅子に座っている美少年が13人。ニコニコしながら私を見てくれているのが5人、何か言いたくてウズウズしているのが4人、無反応なのが2人、そして不機嫌そうに私をジッと見ているのが2人。
「(金髪と黒髪の人、初対面なのにそんな睨まなくても…)」
「じゃあ俺らも自己紹介するぞ」
一人の掛け声で一気に立ち上がる13人。
「Say the name！」
「「「「「アンニョンハセヨ SEVENTEEN イムニダ〜！！」」」」
「Aさんにこれから日本語の勉強を教えてもらう。今のスケジュールに加えて勉強も取り入れるから大変だろうけど頑張るんだぞ」
「「「ネー」」」
「じゃあ俺は仕事が残ってるから戻るけど、時間まで好きなように交流してていいから。スンチョル頼んだ」
そう言って案内してくれた男性はすぐに会議室から出て行った。残るは私と13人の少年たち。
「じゃあ順番に自己紹介していくか？」
「うん、そうだね」
SC「統括リーダーのチェ・スンチョルです。何かあれば僕に言って頂ければ嬉しいです」
「わかりました」
笑顔で話してくれたリーダーのスンチョルさん。芸名が確か、エス、エスク、エクス、エクスプレスだったっけ？(違う)
JH「ユン・ジョンハンです」
「あ、天使の」
JH「あ？」
「あ、すみません。頂いた資料の中にそう書いてあったので。確かに天使の出で立ちですね。金髪もよく似合ってます」
JH「…どうも」
ジョンハンさんは先ほど私を睨んで見ていた一人で怖そうだけどそんなこともなさそう。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：minmin | 作成日時：2020年2月1日 18時
