FILE.23 消失したナイフ ページ23
「おや、貴方...朝ポアロにいらっしゃいましたよね？」
『そうですけど...よく覚えていましたね、一度お邪魔しただけなのに。』
「あれだけ幸せそうな顔でハムサンドを食べるお客さんは貴方だけでしたから...」
見、見られてたんだ...
『あはは...それはお恥ずかしいことを...』
「それに...」
安室さんは私の全身を見て言葉を続けた。
「いえ、なんでもありません。.......そうだ、毛利さんの所へ行かれるのなら僕もお供させていただけませんか？午後からまたポアロの仕事なので。」
そうして、蘭ちゃんと園子ちゃん、コナンくん、安室さん、そして私の5人で、毛利探偵事務所に向かう事になった。
「そうだ、自己紹介がまだでしたね。僕は喫茶ポアロでアルバイトをしている安室透です。」
歩きながらかまされる営業スマイル。
悔しいけどかっこいい。
「安室さんは私のお父さんに弟子入りしてて...」
『弟子？』
「ええ、実はポアロと並列して私立探偵もしているんです。それで毛利さんに弟子入りを。」
『へえ...私立探偵ですか。』
そっか、ポアロの印象が強い分忘れがちだけど、私立探偵もやってんだよな。
考えれば考えるほど本当に大変な人。
『私は飯田橋遥です。』
そう名乗ると、私の言葉を待つかのように間があいた。
「...遥さんですか。いいお名前ですね。」
安室さんがそう言うと、
少しいじけた様子の園子ちゃんが
あたしの時はそんなこと言ってなかったのに
もしかして気があるんじゃないの
なんて腑抜けたことを言っている。
なわけ。
そんな園子ちゃんの声の裏で、
刑事さんの会話が耳に入った。
「それにしても派手にやられたなぁ」
「目暮警部！」
「おお、高木くんか。」
「確認したところ、怪我人はいないようです。人質になっていた女性は既に不在で、話は伺えませんでしたが...」
「そうか、不幸中の幸いだな。」
「ええ。それと、1階から18階にかけてエスカレーターの手すりが破損しているのが見つかりました。」
「ん？手すりが？」
あ、それ私です。
ふと自分のやった事を思い出す。
それにしても身体能力やばかったな...
「ですが警部、それより心配なのが、男が所持していた刃物が未だ見つかっていない事です。」
「なに？見つかっていないのか？」
あ、それも私です。
うーん。面倒くさいことになりそうだけど渡さなきゃ...
って、あれ？
そういえば私、あのナイフどこにやったっけ。
さっきまで持ってた気がするんだけど...
FILE.24 見えない陰謀→←FILE.22 慣れたかないけど
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
