FILE.12 罪な男達 ページ12
なんだこれ...
ほんとに何これ.....
私の知ってるハムサンドじゃない...！！
市販のものとは思えないほどのハムのジューシーさに、程よい酸味と甘み。
フワフワを通り越してぷわっぷわのパンに挟まれているそれは、まさに舌がダイレクトに喜ぶ逸品だった。
これが安室透のハムサンド.....！？
安室透恐るべし...なんて罪な男......
私はハムサンドをものの数分でペロリと完食し、思い出したようにミルクティーを飲み始めた。
これは安室さん目当てじゃなくても毎日通いたくなるわな...
なんて余韻に浸っていると、後ろから足音が聞こえてきた。
「あー！！」
『えっ？』
「お姉さんのポケットからイルカさんが出てるー！！ねえねえ、僕にもっとちゃんと見せてー！！」
その大きな声の主はコナンくんだった。
どうやら、鍵についたイルカのストラップがお目当てらしい。
そっか、見覚えあるもんね。
『ああ、このストラップのこと？』
鍵ごとポケットから出し、コナンくんに差し出して見せた。
「へー、初めてみたー！かわいいね！！」
見たことあるくせに。
『ボウヤ、イルカさん好きなの？』
コナンくんをボウヤって呼ぶのなんかいいな。
すごくいい。
「うん！イルカさんかわいいよね！！」
そう言って満面の笑みを向けてくるコナンくん。
それにしても、知ってるはずのこのストラップになんでそんなに反応してくるんだろう。
やっぱり私怪しいの？
探り入れに来てる？
まあ今はとりあえずそのまま会話を続けていよう。
『このストラップは、東都水族館で貰ったものなの。』
多分、ね。
記憶ないから知らないけど多分そのはず。
「へー！お姉さん東都水族館行ったんだね！」
『そうよ、ボウヤは？』
「僕も友達と行ったことあるよ！楽しかったなあ！」
『そうなんだ、それは良い思い出になったね！』
「うん！！」
ただただ可愛いだけのコナンくんとの会話と、それを見守る安室さんや蘭ちゃん。
あー、この空間最高。
でも、あんまり一緒にいると変なことに巻き込まれそう。すっかり忘れてたけど相手は死神だ。
いつ何時事件に巻き込まれるか...
『じゃあお姉さん用事があるから。またね、ボウヤ。』
ボウヤ呼びに味をしめてわざわざ呼んでみる。
いつかコナンくんって呼ぼ。
「うん！またねー！」
「ありがとうございました！またお越しください。」
コナンくんに軽く手を振り返し、安室さんに一礼して店を出た。
はあ.....癒し。
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
