play play play.

ep:24 ページ25

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しげにとっては初飲み。
お酒を一口飲むなり、苦笑いで「微妙や」と吐き捨てた






「そう?」




「これ同じ値段払うんやったら、炭酸買う」





「そんなに…?じゃあこっち飲んでみる?」





ん、と差し出した私のお酒を取って少しだけ飲む





「これジュースやんけ」



「お酒です」




「俺もこっちがよかったわ…」









文句を垂れながらも自分の缶をちまちま飲む彼のことをかっこいいな、学生時代モテてたんだろうななんて思いながら２人きりの部屋で駄弁った。






とくに変な空気になることもないし、話てて楽しかった。


けど高校の話になると必ず話を逸らしてくるから、話たくないのかなって勝手に解釈して、そっちのことはあまり話さないようにした。









次の日目が覚めると私はベッドで寝ていてしげはいなかった。





どうやら飲みながら寝てしまってしげは勝手に撤退したらしい。





ローテーブルの上には“鍵しめろよ。しげ”とだけ書かれたメモが置かれていて。字が汚くて笑ってしまったなんて絶対言えないけど。









そんなことより、今日は朝から講義が入っていたことを思い出して急いで支度。“5位のあなた!”と言っている占いを横目に家を飛び出た









「あ、」









めんどくさいタイミングで小瀧に会ってしまったけれど。







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