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「おはよ、零」
毎日零と学校に通っている。例外はない。あったとしても思い出せない。

「そういえば、昨日聞くのを忘れていたんだけど、美紅の能力は何?」
誰にも言わないから、と言葉を足す零。零と敵対する場面があればデメリットとなるが、彼はそんなことしないだろう、私は零を信頼した。
「吹雪を作り出し、操る能力、だって。能力名は雪女って言うらしいけど……」
まだ能力を使ったことがないため、有耶無耶な表現となってしまう。
「そうか、ありがと。僕は、材料さえあればどんな物にでも加工できる能力。能力名は技師」
「零に合ってるんじゃない?手先器用だし_あと、mission1人クリアしたよ」
「お、おめでと。…ってか次の駅で降りないといけないじゃん。忘れてた」
乗り換え地点の駅は、今乗っている南林(なんりん)線の丁度中間地点に位置している。このまま電車から降りずにいたら、琳の地元へと近づいていく。今いる中央駅から地下鉄に乗り換え、数駅乗ると徒歩5分で学校、という場所に出ることができる。
[次は〜中央駅〜中央駅〜]
クセのある車掌のアナウンスが車内に流れる。電車が止まると人々の流れに沿って車内から出る。改札を出て、地下に行こうとした時だった。
「「あ」」
偶然にも、琳と会ったのだ。琳と一緒に行く約束はしていなかったが、このまま別れてしまうのも何か気まずい。零と琳は互いのことを知らない。1回軽く挨拶した後、話題は Playerに移る。
「…つまり、美紅は荒木って奴に同じ目に遭わされたのか」
「うん、そうだけど」
「一応、梶原君?の能力も把握していたいから、教えてくれるかな?友達の友達、だから」
流石に友達の友達は友達とは言わないようだ。もし友達の友達はみんな友達なら、世界中の人と友達になれるかもしれない_というのはどうでもいい。

「教えられねー。一回会っただけの人で大して仲良くねーし。ただ、美紅と関わりがあるだけだろ」
そう言って、琳は早歩きで地下鉄の改札へと向かった。私と零は顔を見合わせた。

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設定タグ:学園×能力(×ミステリ) , 市販書き(一次創作) , オリジナル作品
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年2月11日 9時

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