●導き5 ページ7
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とにかく誰かに見られていたら厄介だし、乗船時間まであと少しなので乗船場まで移動する。
その途中マーケットの道にさしかかると何故か先程はいなかった海軍がたくさんいた。
クザンが海軍に見られるのはまずいからと裏道を通りながら表通りが見えた時、海兵が集まる中心部がどこかが判明した。
“悪魔の実”があった店だった。
心臓が大きく跳ねる。
「“悪魔の実”じゃないか？という問い合わせにきっと出動したんだろう。
あの数からしてその悪魔の実が幻級の代物なのに気づいてる頃だ。」
早くしないと厄介な奴らまで来てしまう。急ぐぞ、と足早なクザンに手を引かれ進めば乗場が見えてくる。
あと少し！
「あの娘です！」
その言葉に振り返ればあの店の店主がこちらを指差していた。
周りの海兵達の目がこちらに向く。
「ﾁｯ！」
瞬間、クザンが作り出した氷壁で海兵と私たちの間に大きな障害物ができる。
その間に乗場から離れるように走り出す。
『どこに行くんですか？！』
「君が“ウミウミの実”を獲たことはバレた。
あのまま船に乗っても船を押さえられるだけだ。」
緊迫した状況に息を飲むが、前を走っていたクザンが急に「あー。」と頭をガクッと落とす。
「俺も一緒にいるのがさっきのでバレてそうだ。
めんどくせぇことになった。ごめんな、A。」
そんな言葉にあはっと笑い声が漏れてしまう。
危機はなくなったとは言えないが、少なくとも不安と恐怖がなくなった。
『巻き込んですみません、クザンさん！』
「ははっ。慣れてるさ。」
行きと同じように自転車に乗り込むと海へと進み出す。
行き先は変更だ。
『次の島は何ていう島なんですか？』
「ルトロヴァイユ島に行く。デカい島の割に海軍の駐屯所がないしな。
ひとまず姿を隠すことを第一に考えよう。」
『・・・私、指名手配になります？』
ならないと言ってあげたいけどね、と前の背中が苦笑う。
「ただ、少し特殊な手配書ができそうだね。」
『え？』
顔写真も撮られていなければ、名前もわからない状態なのに危険性だけが先走った手配書。
その日全世界に配られた手配書には
氷の向こうに一瞬映った人影の写真と
悪魔の実の名前と
【 ALIVE ONLY 】の文字のみが記載されていた。
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ついに能力者なっちまった。
ビックリ。
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すまま(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！こちらは頭を使うシーンが増えてきて体調に響くので、能天気な別作作りました。もしよければ見ていってあげてください(^o^)頑張ります！ (2022年11月8日 1時) (
レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - こんにちは！いつも小説楽しく読ませていただいてます。体調お大事にしてください！ (2022年11月8日 0時) (レス) @page44 id: c59ea93e25 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - michiruchiru091さん» コメントありがとうございます！静かで儚いなんて、最高の褒め言葉です( ；∀；)ありがとうございます！REDの回を書いた後に再度映画館に行き、シャンクスへの愛を更に盛り込もうとしていたのですが、無念です( ；∀；)これからも頑張ります！ (2022年11月7日 21時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
michiruchiru091(プロフ) - すすまさん初コメ失礼します。実は投稿の1作品目から愛読しておりまして影からこっそり応援させていただいてました…！ほんっっとにこのすすまさんの夢小説は静かで儚い感じがして愛してやまないです。更新はいつまでも待っているのでお体を大切にしてください。 (2022年11月7日 12時) (レス) id: dad14dc75d (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - けーきにとびこみたいさん» コメントありがとうございます！面白いだなんて( ；∀；)ありがとうございます！これからも頑張りますね(^o^)v (2022年10月13日 22時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月30日 9時
