導き41-*- ページ43
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え。
これはどういう感情？
なんか手を掴んでいる彼の手の力が強くなったり緩んだり忙しない上に、目の前の彼がなんとも言えない顔になっているとこちらも自然となんとも言えない顔になる。
「お頭。何か言ってやんねぇと、Aもわかんねぇよ。」
「大方、《俺の女、可愛すぎんだろ》と《何で腕ねぇんだよ》
の間で悶えてるんだろうよ。」
「胃がもたれるからこれ以上は勝手に部屋でやってくれ。」
机に伏せ顔を上げてるホンゴウに、鼻をほじるヤソップと、椅子に背もたれ前後に揺れるライムがうんざりと声をかけてきた。
シャンクスの内心にやっと納得したが、相変わらず当本人はうんともすんとも言わず、なんだったらさっきより眉間のシワが増えている。
流石にそろそろ反応が欲しい。
『シャ、シャンクス？
あの、急に変な？こと、言ってごめんね。
もう気にしないで。』
しかし変わらず反応がない。
いつも安心できる居心地いい彼の傍が、いよいよ居心地が悪くなってきた。
「・・・・・・か?」
『え？』
「両腕あった方が、よかったか？」
嫌だ。
そんなこと言わせたくなかった。
『違う!!!
“もし”の話であって、私は“今の”シャンクスを好きに
なったの！
片腕でいいの！
なんだったら片腕の方が必死に繋ぎ止められてる感じが
するから、好きなの！！
両腕じゃダメなの!!!』
勢いのまま一息に言い、肩で息をしているとシャンクスの表情がキョトンした表情に変わっていることに安堵する。
しかし両腕で抱き締めてほしかったやら片腕がいいやら、身勝手な発言が多くて今度は自分に頭を抱えたくなる。
「いや。なら、いいんだ。」
『うん。離さないで。』
大きく見開いた目が瞬くとその奥に揺れる熱が見えた気がした時、急にシャンクスが片手で私を抱き上げ歩きだした。
１人ワタワタしていると、食堂のメンツがこちらを生暖かい目で見送るのを確認し静かに悟った。
(明日は１日寝てよう。)
彼の部屋に着くとすぐに距離が0になる。
捕食されるような深い連続するキスに息が詰まる。
酸素を求めて口を開けば、舌が差し込まれ、酸素の代わりにお互いの唾液が混ざり入ってくる。
『ﾌﾟﾊｯ・・・、は。』
離れた瞬間、肩で息をして必死に酸素を取り込むが、口から出る吐息が熱くてしかたない。
「泣いて頼まれても、離すかよ。」
ベッドに雪崩れ込みながら再び距離が埋まる。
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すまま(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！こちらは頭を使うシーンが増えてきて体調に響くので、能天気な別作作りました。もしよければ見ていってあげてください(^o^)頑張ります！ (2022年11月8日 1時) (
レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - こんにちは！いつも小説楽しく読ませていただいてます。体調お大事にしてください！ (2022年11月8日 0時) (レス) @page44 id: c59ea93e25 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - michiruchiru091さん» コメントありがとうございます！静かで儚いなんて、最高の褒め言葉です( ；∀；)ありがとうございます！REDの回を書いた後に再度映画館に行き、シャンクスへの愛を更に盛り込もうとしていたのですが、無念です( ；∀；)これからも頑張ります！ (2022年11月7日 21時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
michiruchiru091(プロフ) - すすまさん初コメ失礼します。実は投稿の1作品目から愛読しておりまして影からこっそり応援させていただいてました…！ほんっっとにこのすすまさんの夢小説は静かで儚い感じがして愛してやまないです。更新はいつまでも待っているのでお体を大切にしてください。 (2022年11月7日 12時) (レス) id: dad14dc75d (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - けーきにとびこみたいさん» コメントありがとうございます！面白いだなんて( ；∀；)ありがとうございます！これからも頑張りますね(^o^)v (2022年10月13日 22時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月30日 9時
