★アルタイルの白昼夢 ページ34
『本日はプラネタリウムをご利用いただきありがとうございました。またのご利用をお待ちしております』
完全な暗闇では
なかったからか
明かりがついても
目が眩むことはなく、
隣の彼女が
お客さんに
声をかけながら
立ち上がるのを
ぼんやり眺めていた。
いつの間にか
居眠りをしていたのか…
A「二宮さん？大丈夫ですか？」
二宮「っ、？！あ…ハイ。すみません(笑)ボーッとしてました」
さっきまでの
白昼夢のような
映像が
アタマの中で
靄がかっていたところに
聴こえてきた声に
何かが反応した。
二宮(どっかで…聴いたと思ったら、あの時のヒトの声に似てるのか)
A「いえ…あのお疲れなのでは？事務所でお茶をお出ししますから行きませんか？」
事務所に櫻井も
いるだろうということで
二人連れだって
歩き始めた。
二宮「こういう上映の話は、どうやって考えるんすか？」
A「そうですね…大体は季節毎のイベントになぞらえたり、お客様のリクエスト募集してお応えしたり？」
今からならば
二宮「七夕か…なんだっけ？天の川を挟んで両岸に光る…星？星座？」
A「星ならば、ベガとアルタイルですかね。星座なら、こと座とワシ座ですね」
星って、星座だけじゃ
ないんだよなぁ？
当たり前だけど。
A「夏の大三角形というのもあります。ベガとアルタイルの仲を取りもつ、白鳥座…デネブを結んで形作ります」
アレですよ。
彼女が事務所へ向かう
途中で、立ち止まり
指差したのは
壁面に描かれた
星空だった。
二宮「見事な…星空ですね」
A「えぇ、かなり緻密に正確に描かれています。うちの職員が描きました」
『今はもう消滅していても、私たちにはわからないんです』
二宮「えっ…？」
A「はい？どうされました？」
なんだ？
幻聴？
部署異動で
疲れてるのか…
さっきの白昼夢といい
しかも
いつの日の
出来事だったのか
思い出せない。
二宮「あー…その絵を描いた職員さんて、スゴイっすね」
ごまかすように
壁面の星空を
見上げて
口をついて出た言葉が
在り来たりすぎて
自分でも驚いた(笑)
ラッキーカラー
あずきいろ
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黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» そうなんです！＆そうなんですね！良いトコです福島県♪大好きです福島県♪ そしてストーカーやっぱり怖いですよね(笑) 続きも楽しんで貰えると嬉しいです！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 黒衣さん、福島県？！私も！今は関東にすんでるけど、地元は福島県です。あーあのストーカー女、怖いね((((；゜Д゜))) さて、続き読みます！ (2017年7月24日 15時) (レス) id: 59f57126ed (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - みつなさん» コメントありがとうございます(*'ω'*) 私の二宮さんイメージを詰め込んでみました。楽しんで頂けたようで嬉しいです♪ 言葉の選びが素直じゃなくて、やっぱり懐に入り込むのが上手い、そして自分の気持ちを隠すのが上手い気がしています。惚れますよね(笑) (2017年7月9日 22時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - みつなさん» みつなさぁぁぁぁぁぁぁん！ありがとうございますー！私にしては←爽やかになりましたでしょうか？（笑）あまり書いたことない爽やか？に戸惑いつつ。がんばりまーす！そして背景画は黒衣さんセレクトです！ (2017年7月8日 23時) (レス) id: 419932bee8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きをお願いします (2017年7月8日 14時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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