君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ12)

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横山くんが声をかけてくれたのをきっかけに、私も会話の中に入ることができた

元々仲良しだった人たちのおかげですぐに打ち解けられ

なんて呼べばいい？なんて入学式みたいな会話もした

そのおかげであっという間に授業は終わり

お昼の時間が訪れる

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倉「久々会えて嬉しかったわぁ信ちゃん」

安「俺も横山くんとまた仲良うなれてハッピーやわ」

横「俺も楽しかったわ」

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各々荷物を片付けながら余韻に浸っていて

仲良くなれたとは言え私はまだ距離があったので

先に出て空き教室の席を確保しに行くことにした

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「私先に席取ってくるね」

安「ほんま？ありがとうすぐ行くな」

倉「階段こけへんよう気ぃつけや」

「余計なお世話だわ」

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たつに向けてベーって顔をしたあと

鞄を肩にかけ、みんなに背を向ける

そこから3歩くらい歩いたとき

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横「ぁ、あの、Aちゃん！」

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喉から絞り出されたような声に呼び止められ、反射的に振り向く

周りのみんなも驚いた様子で横山くんを見ていて

唯一村上くんだけは、腕を組んで微笑んでいた

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「ん、どうかした？」

横「ぁ、や、あの、、」

「うん？」

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横「も、もしまた同じ授業があったら、その…」

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横「っ、次も、近くの席に座ってもええ、かな、、って」

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「えっ」

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こちらの方は一切見ずに、下を向きながら話す横山くん

話せば話すほどだんだん声が小さくなっていって

その頬は赤く染まっていた

思わぬ申し入れにビックリしたけど、断る必要もないので

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「もちろん、また一緒に受けよ！」

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そう伝えると

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横「ぁ、ありがとう！」

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横山くんも、嬉しそうに笑ってそう言った

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