今日:15 hit、昨日:31 hit、合計:139,177 hit
小｜中｜大
47. ページ47
「花村さん〜」
お昼休み。
見覚えのある後ろ姿を見つけて、声を掛ける。
『あ、里紗ちゃんや、体調大丈夫ですか？』
大輝とも、はやちゃんとも何だかぎこちない。
そんな中で、唯一変わらないその笑顔が、
なんだか落ちつく。
「あれ、花村さんも知ってるんですね、
ご心配おかけしました、すっかり元気です！」
『良かった〜、そういえば、昨日大輝くんと話しました？』
「あ、電話来ました、！」
『あ〜やっぱそうなんや…』
「やっぱ？」
何か含みのあるその表情と言葉が引っ掛かる。
『昨日、里紗ちゃんお休みみたいです、って
大輝くんに言うたら結構気にしてたんで』
「そうなんですね、笑」
『昨日、電話でかあったんすか？大輝くんと』
「へ？」
『電話から戻ってきた大輝くん、なんか変だったんで。
今日はいつも通りやったんで、気のせいかなあ』
昨日。
途中で切れちゃった電話。
その原因ははやちゃんだったのだけれど。
「まさか」
……いや、まさかね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
