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…
『あっ、もしかして里紗ちゃん！？』
声を掛けられてぱっと顔を上げる。
そこに居たのははやちゃん…ではなくて。
短髪の髪の明るい男の人。
これまたはやちゃんとも大輝とも違う感じのイケメン…だけど
なんで私の名前を知ってるんだろ。
『ちょ、雄大急すぎ、笑 …里紗ちゃん、だよね？』
その短髪のお兄さんの頭を軽く叩いて、
ごめんね〜、なんて言いながらまた別の男の人が1人。
これまたイケメン。
Tシャツからぶら下げている黒縁メガネがお洒落だ。
『岩岡徹です、初めまして』
『大野雄大です、よろしくね』
「よろしくお願いします…！」
二人が慣れたように名刺を差し出して。
それを受け取ったここはホストクラブ……じゃなくて。
『颯ちょっと忙しいっぽいからちょっと待っててもらえるか
な？』
「はい、分かりました！」
…はやちゃんの働く、美容院に来ております。
『俺で良かったら話し相手になりましょうか！』
『雄大！颯に怒られんぞ笑 あと仕事残ってるから！ほら』
『えー、じゃあまた、里紗ちゃん』
引きずられるように奥へ向かう大野さんを見たら、
思わず笑ってしまった。
…
『今週末、時間ある？』
この前はやちゃんから掛かってきた電話は、
今日のお誘いだった。
『もし空いてたら、うちの美容院おいでよ。』
「え、行く！」
はやちゃんが美容師をしていることは前に聞いてたけど。
実際仕事してる姿を見たことは無かったし。
そろそろ美容院行かなきゃなって思ってたから、
それはちょうど良いタイミングだった。
ただ、お洒落だなあ…
美容院というよりかはサロンって呼んだ方がぴったりな、
その店内に少しだけ身が引ける。
しかも大野さんも岩岡さんもイケメンだし。
顔採用なんじゃない？ってくらい。知らないけど。
何か、緊張するな。
やけにふかふかの白いソファーに座って、雑誌を読んだ。
…
『里紗』
「はやちゃん！」
暫くして。声が聞こえて、顔を上げれば、
今度こそ本当にはやちゃんが居て。
『ごめんね、お待たせしました、…って何でそんなキョロキョロしてんの笑』
「いや、何かすっごいお洒落だなあと…」
『でしょ？俺も好きなんだよねここの雰囲気。』
フッ、と笑ったはやちゃんに、見とれそうになった。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
