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気持ち良く目が覚めた。
カーテンの隙間から射し込む光が少し眩しい。
ベッドサイドに置いてあるデジタル時計が表示するAM6:00。
あ、今日土曜日か、まだまだ寝れる。
…あれ?
ベッドから起き上がって、感じる違和感。
血の気が引くって、きっとこういうことだと思う。
大輝と花村さんとご飯食べて、それから…?
あれ、はやちゃんにも会った気がする…
出来れば確かめたくないけど、
確かめなきゃいけない。
テーブルに置いてあるiPhone。
恐る恐るボタンを押せば。
大輝パスコード変えときなよ、あと起きたら一応連絡して
ムラタさん大丈夫すか?またメシ行きましょ!
はやちゃんハンバーグごちそうさま。冷蔵庫にお水入れといたからね!
…さっぱり分かんない。
「とりあえず、大輝に電話…」
立ち上がれば、ズキリと痛む頭。
冷蔵庫に何本か、ペットボトルのお水。
それをごくりと飲んで、電話をかける。
『…里紗?』
「…おはようございます、朝からごめんなさい」
『おー、おはようございます』
「あの、昨日私、何かやらかしましたか…?」
電話越しの大輝の声は寝起きっぽくなくて。
休日なのにこんな早くから起きてんのかな、とか思ったけど。
次の言葉を待つのが怖い。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして!そう言っていただけて嬉しいです!励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2017年9月24日 0時